目覚めてみるとやはり筋肉痛。とはいえ多少疲れは抜けており、以前180km走った翌日まともに動けなかった時に比べれば遥かにマシなコンディション。朝食後に土産の菓子を買い、前日の着替えと一緒に自宅へ発送して数百グラムの申し訳程度の軽量化。
今日は時間にはそこそこ余裕があるので、とりあえずは草津温泉を観光ということで湯畑へ。おー確かに空から日本を見てみように出てきた通りの場所。石灰を流して強酸性の水を中和してる川なんかを拝んで草津観光終了。
湯畑。このへんは物凄い勢いで金属がサビるらしいので精神衛生上よろしくない。
セブンイレブンで補給して本日の本格的なサイクリング開始。とりあえず目指す渋川は昨日も通った場所だけど、全く同じ道なのも面白くないので昨日時間も体力も足りずスルーしてしまったロマンチック街道経由で走ることに。
草津から国道292号を東側に下っていき、道の駅六合を過ぎたところで暮坂峠への登り道がスタート。さすがにロマンチック街道を名乗るだけあって景色もよく、傾斜もキツくなくて丁度いい難易度。途中の湧水でリラックスしつつ計34分で6.6km320mアップをのんびりクリア。明らかに前日の疲労が残っており、膝も脚もベストとは言い難い感触。
暮坂峠。若山牧水の歌で有名らしい。
暮坂峠からは渋川までほぼ下りオンリー。全体的に傾斜ゆるめでブレーキをかける必要があまりなく快適。こういう山景色の場所をママチャリで駆け下りるというのは日常的なような非日常的なような不思議な感覚でママチャリサイクリングの醍醐味ですね。
気持ちいいロマンチック街道の下り道。
渋川で利根川を越えてからは赤城山の外周ということで再び山道へ。これが意外にしんどく、急なアップダウンの連続でジワジワと体力を削られる。これなら群馬総社あたりまで一旦下ったほうが楽だったっぽい。渋川到着時点では今日中に赤城山まで行く気マンマンだったのが一気に不安に。
何はともあれ赤城山行くかはとりあえず宿に着いてから考えるということで、とりあえず本日の宿のすぐ近くにある蕎麦屋の桑風庵へ。マップルに載ってるから何となく行ってみたけど確かに蕎麦の味がハッキリしてて超美味い。蕎麦2人前+天ぷら1人前で2500円とかなりお高いけどそれに見合う満足度だった。バッチリ汗もかいてるので蕎麦ツユも全部飲んでしまった。
桑風庵の蕎麦(食べかけ)。2人前だとそこそこの量。
桑風庵から数分走ったところで本日の宿「あかぎの郷 太陽殿」に到着。大分疲れはあるけれど、一応時間自体はそこそこ余裕があるので少し休んでから赤城山にトライすることに。15分ほど睡眠をとり、財布と携帯・上着・水だけ持って赤城山のヒルクライムがスタート。赤城山ヒルクライムの公式ルートに比べて7km300mアップした時点でのスタートだけど、そもそも疲労がヤバいのでとりあえずは完走を目標に。
スタートしてしばらくは勾配も若干緩めで快調な走り。キツいところはスバルと同じくダンシングで飛ばすも、少しずつ勾配が上がっていき早速腕と腰が売り切れてほどなくダンシングする体力が尽きる。標高1000mあたりからカーブの連続が始まりここから本番、と思いきや案外勾配はむしろ緩めで、これは案外余裕か?と期待が膨らむ。しかしやっぱり世の中そんなに甘くはなくキツい傾斜がしばらくして戻ってきて、あとはひたすら腰痛との戦い。標高100mごとに現れる看板だけをモチベーションにし(1200mだけ表示が見当たらなくて心が折れかけた)、1時間29分で赤城山総合観光案内所まで13.8km995mアップを完走!途中350m・650m・850mアップした時点で休憩計10分ほど。スタート時点で満身創痍で心拍が170台までたぶん一度も上がらず、またサラ脚ならおそらく休憩も不要なことを鑑みるに、本番ではフルコース1時間20分台が目標ということになるな。
赤城山ヒルクライムのゴールとなる観光案内所。今は冬季閉鎖中。
あとは来た道を宿まで下るだけ。さすがに山だけあって日の入が早く、4時過ぎの時点でかなり暗く、路面も結構ゴツゴツしてるので下りが結構怖い。ていうか赤城山ってもっとチャリで走ってる人たくさんいるかと思ったけど、時期&時間帯が遅いためか登りと下りそれぞれ2人ずつしかチャリ見かけなかった。ママチャリとロードバイクのデッドヒートという場面がなくてちょっと残念(つってもこのコンディションではカチ合っても抜き去られるだけだけど)。
5時前には宿に戻り、ゆっくりと風呂→飯でリフレッシュ。こちらは温泉ではないけど設備は新しくて至極快適。やっぱり温泉かどうかより風呂の温度や風呂場の気温・シャワーの使いやすさとかのほうが遥かに自分としては重要ということを再確認しました。草津に比べて半分近い宿泊費だけど快適度はこっちのほうが断然上。飯も高級感はないけどご飯が沢山食べられて幸せ。これで部屋にカメムシが侵入してて布団が臭くなるというイベントさえなければパーフェクトだったんですがね。