ファンタジーオンアイス

 というわけで初めてのフィギュアイベントを見に幕張へ。以下つらつらと。

  • 客層は女性中心で男一人というのはかなり少なめ。野郎スケオタという人種は割といるものだと思ってたけどそういう人は競技会のほう行くんだろうか。
  • 羽生欠場ということでその時間は去年の世界フィギュアの録画をスクリーンに流すということをやっていて、これは格好のトイレタイムと駆け込んだところ他にもそういう男性がちらほら。その一方で女性は(人数では男性より断然多いのに)トイレに向かうような不届者は全くおらず羽生人気というのを実感。
  • 生観戦はやっぱりリンク全体での動きが見えるので大きく滑るとそれだけで楽しい。テレビと違って注目する部分を自由に決めて見られるので、スピンで上半身見つつエッジも見るようなことがやり易い。
  • アイスショーあるいはエキシビションに特有の派手な照明はテレビだと完全に鬱陶しいだけだったけど、リンクやあるいは上方の照明源まで見られる生鑑賞だと確かにすごく映える。一方でスピンがトラベリングして照明がそれを追っかけたりする場面もテレビに比べてより哀愁が一層引き立つ。
  • さすがにアイスショーということでジャンプはかなり控えめ。プログラム中にコンビネーションジャンプは一切なく、3回転トウループと2回転アクセルを1回ずつやって終了みたいなのが中心。3回転ルッツ跳んだのが殿こと織田信成とハビエルフェルナンデスのみで3回転ループに至ってはハビエルのみ。殿とハビエルはスケートも生き生きしてて楽しかった!そしてハビエルがフィナーレで4回転トウループを跳んでくれて幸せ。これまで生で見たことのある最高難度のジャンプは神宮スケート場で謎の青年が跳んでいた3回転アクセルだったので一段階ランクアップ。
  • シングルでは荒川静香の演技が予想以上に綺麗だった。タナボタ式金メダリストと正直ナメててすみませんでした。構成要素は普通なのに華があって流石プロスケーターと唸った。個人的に大好きな鈴木明子のキャメルスピンも見られて良かった。
  • ペアは一番興味ない種目だけど生でリンク全体が眺められると案外楽しい。それだけにペアのエレメントの中では一番好きなツイストリフトがなかったのが残念。
  • 大本命の目当てのデービス・ホワイト組は2回登場。アイスダンスはペアと同じくリフトとかスピンには全く興味がなくて、途中のスケーティングだけが大好き。で、1回目の演技は適当にリフトをやって終了という感じで正直落胆したけど2回目でガッツリと滑ってくれて大満足。
  • ショー特有のアクロバット系は身長大くらいのフラフープみたいなのを使う演技がサーカスみたいで凄かった。普通の材質だったらあっという間に倒れるだろうし原理がサッパリ分からなくてワイヤーがどっかに無いかとか探してしまった。

てな感じで大変堪能しました。羽生欠場の効果もあってか適度な熱気で、帰りの電車も座れたし最後まで気疲れせず幸せな時間が過ごせました。次は競技会でムンムンの熱気を味わいたい。