ラトガーズ大学編

 学会での発表を済ませていざニュージャージー州の Rutgers 大学へ。ローガン空港からニューアーク空港まではジェットブルー航空で。いわゆる格安航空会社なのでどんなしょぼい設備かと思ったけど、チェックインのカウンターの人も親切だし機内でも飲み物とお菓子を貰えてかなり快適。ヘッドホンは有料だけどモニタもついてるし。空港の「無線LANサービスあり、ただし無料で使う場合は一定時間広告を見た後」ってのがなかなかアメリカらしい。

 ニューアーク空港にはK先生が車で迎えに来てくれることに。が、空港に着いたら電話で連絡することになっており、ただでさえ酷い英語力なのに音の聴き取りにくい電話なんぞでまともに会話できるわけもなく全くコミュニケーションが取れず一向に会えない。20分くらいの彷徨ってようやく会えた。僕が持って行った携帯だと普通に国際電話扱いになるので請求が恐ろしい。
 K先生は予想以上に辛抱強い人で、こっちの酷い英語にも気長に付き合ってくれたので思ったよりはコミュニケーションが取れた。そして夕飯は割とちゃんとしたスペイン料理の店で御馳走して貰えることに。話をしていると「日本の経済はどうか」とかそんな話を再三訊かれたけど、後で知ったことにはどうやらK先生はギリシャ出身の人らしい。そりゃギリシャだと経済の話は気になるか。そしてオリーブオイル使いまくり。僕もオリーブオイルは割と好きだけどあんなにドバドバは使わないなあ。
 で食後はホテルまで送ってもらって至れり尽くせり。ていうかニューアークのペン駅周辺は話には聞いてたけど夜は恐ろしくガラが悪い。K先生は「白人はいいけど黒人が危ない」とか言っててちょっと差別っぽいと思ったけど、確かに黒人の集団がホテル近辺までたむろしててメッチャ恐い。車の出迎えがなかったら正直キツかった。とりあえずK先生に日本土産のパイの実・トッポ・ハバネロを渡してお別れ。ホテルの部屋は14階だったけど深夜まで地上の喧騒が聞こえてきましたとさ。

手配してもらった Robert Treat Hotel