渋峠ママチャリツーリング3日目(松の湯温泉〜赤城山〜流山)

 最終日。当初は真っ直ぐ帰るつもりだったけど、赤城山ふもとの桑風庵の蕎麦が食べたくなったのと宿のおかみさんが朝食を朝早く作ってくれるというので赤城山を登ってくるルートに変更。
 6時に朝飯食って7時前に出発。草津よりだいぶ標高は低いけど予報通り今日は気温低めなので上着着用。渋川まで35kmくらいダラダラと下り基調の道。土曜日ということで草津方面は既に結構混んでるけど上り線は平和。渋川で利根川を越えたら赤城山の麓のアップダウンの激しい道に。去年は平坦路を想定してて予想外の坂道にダメージでかかったけど分かってさえいれば淡々と進むのみ。ありがたい事に道の駅ふじみにコインロッカー(しかも無料)があったので料金代わりに饅頭を買いつつスタンバイ。
 畜産試験場赤城山ヒルクライムのコースに入ったら少し走って去年と同じく太陽殿から13.8km995mのコースでスタート。水もたっぷり500ml持って荷物は1kgちょい。既にこの3日間で350km5500mアップした後なのでさすがに疲労は溜まってるけど、一応可能な範囲で全力出す方針。今回のツーリングはこれまで2台しかロードバイクとすれ違わなかったけどさすがにこのコースは走ってる人がたくさん。走りながら自分の体と相談するとどうやら160拍くらいが今維持できる限界っぽいので極力それをキープ。例によって腰に負担がかかる強度まで上がらないので心拍落ちたらダンシングで着火。ギアが軽いので体力尽きたとしても減速さえすれば足はつかなくても大丈夫という安心感がある。160拍でも意外に心臓はキツく、心肺的に辛い時に特有の唸り声が出始めて「いま自分は生きてる!」と充実感が。ゴールには68分40秒で到着で、推定210Wの平均158拍くらいで畜産試験場スタート換算で72分・フルコースで91分くらいのペース。前回の草津旅行の際に走ったものとの比較では20分の短縮。この一年での自身の体力増加は大きく見積もっても1割くらいで車重減も3.5kg程度ということで、機械的に計算すると短縮幅は12分程度にしかならないはずなので24インチママチャリのメリットがここでも如実に現れる形に。ていうか去年はそもそも途中で休憩ないと無理だったし。

赤城山のゴール地点。道中3人抜いて幸い誰にも抜かれず。
 下山したらそもそもの目的である桑風庵で天ぷら蕎麦を堪能して利根川サイクリングロードを115kmくらい走って帰宅。これがとにかくキツい。伊勢崎あたりから向かい風が強くなり、片手にハンドル・片手にカゴをもつポジションでも空気抵抗が大きいので首と腕が辛いのに耐えて両手でハンドルに体重を預けるポジションでひたすら漕ぐ。長旅でケツの筋肉も限界に近いので時々ダンシングを交えて誤魔化して耐え忍ぶ。栗橋あたりで完全に真っ暗になり、あとは先月の赤城山ヒルクライムからの帰りと同じくライトを手に持って道を照らしながらの鈍足走行に。幸い日没後は風が止んだので体を起こしてもそこそこスピードが出るので前傾姿勢・ママチャリポジション・ダンシングと全ての姿勢をローテして全身使い切って帰宅。本当に疲れた!そして体重計乗ると全然数字減ってない。まあ補給を道中食い続けて夕飯でも米食いまくってたらそうなるわな。

桑風庵の蕎麦で旅の締め。混んでるけど回転は速くて案外待ち時間は短い。

本日のリザルト

  • 走行距離:208km
  • 所要時間:12時間38分(うち休憩等2時間くらい)
  • 平均時速:16.5km/h
  • 獲得標高:1640m(ルートラボから推定)

 最終日はまったり流すつもりが蕎麦を食べたいがためにこんな有様に。残った筋肉をひたすらサイクリングロードで使い切るのは本当に苦行だ。3日間トータルでは522kmの6880mアップとママチャリ旅行としてはかなりのボリュームとなったけど、その割にロングライドに対する満足感みたいなのはそれ程大きくなく、むしろ楽しかったのは松の湯温泉やら赤城山の全力走とかだったので今後無理に距離を増やしていくのはやめようと決意。特に補給食でせっかく消費したカロリーを摂取してしまうのは相当勿体ないのでしっかり道の駅とかで飯を食う時間は確保するべき。24インチママチャリはとにかく疲れない一方でやっぱりスピードは出ないので平地でも休憩込み平均20km/hを維持するのは相当しんどい。