学会2日目。修士時代の研究室のメンバーが多めでなんとも懐かしい気分に。質疑と合わせて20分なので15分でキッチリ終わるように調整したけど微妙に時間余り気味に。次からは計20分だったら17分くらいで終わるようにしよう。
 自分の発表以外のセッションでは、マジメな研究な話を聴く合間に「今後の統計教育について」みたいなセッションに行って息抜きとか。ウチの先生から「この歳になるとお金に興味とか出てくるんで」とか「プロジェクトのマジメな申請書なのでいい加減なことが書いてあるんですが」とか名言ゲットしたので見物しに来た甲斐があった。あと電子教科書の話が意外に面白かった。電卓の普及とともに平方根・立方根の開平法が、ワープロの普及とともに筆記体が指導要領から消えたのを教壇で体験してきた先生がメリットデメリットを論じるのはなかなか深みがある。
 あとスポーツ統計の話ってなんであんなに残念なんだろう。セイバーメトリクス系の話ってテーマ自体は本当に面白いのに分析がお粗末過ぎて泣ける。「得点期待値を最大化するうえでバントはする価値がない」系の当たり前すぎる結果を頑張って検証するのはなんだかなあ。「『バントもある』と思わせることで通常打撃の成功率を上げる」とかそういう概念を考慮しないモデルである以上、各アウトカウント・出塁状況で「絶対バントする」「絶対バントしない」のどちらかが最適戦略で「バント・打撃を比率X%で混ぜる」が最適になり得ないのは自明過ぎるのに。同じ状況・同じ形のテンパイ状況に対して「リーチ・ダマをそれぞれどのくらいの比率で混ぜるべきか」とかマジメに議論してるようなもどかしさ。
 夜はウチの学部の出身者周辺で寿司。回るやつだけどテーブル席なので逐次注文する形式。みんなでつまむ用に適当に注文したら上の人達はあんま結局食べなくて結局ほとんどが僕の胃に収まることに。ありがたや。相変わらずS先輩のK先生モノマネは完成度高い。「人様の役に立つ研究をしてるようではまだまだですね」は笑った。僕もそういうこと堂々と言えるくらい偉くなりたい。
 でホテル戻って適当にネット見てダラダラしてたらラーメン横丁の爆発事故のニュースが。事故があったのが元祖ラーメン横丁で僕が行ったのは新ラーメン横丁だけど、どっちもすごい近い区画にあるのでニアミス度はかなりデカい。大ケガした人はいなかったみたいなので、だったらいっそ遭遇してみたかった気もする。