4starオケーストラステージ昼公演の感想

 というわけで目当てのオケステージ。前半はコスモスカイオーケストラ、後半は4starオーケストラの演奏。以前(今は亡き)星の調べのFFTコンサートは無料ながら大変楽しませてもらったので、今回はアマチュアながらチケット料を取るということでかなり期待大。まず前半はFFの一部とヴィーナス&ブレイブス以外は知らない曲だったんですが、オケ編成にエレキギターが入ったりと非常にフリーダムな構成で、純粋に「ゲーム音楽というジャンル」の曲の素晴らしさを堪能できました。ただFF12はちょっと知らない人にとってはなんだか良く分からないという印象。
 次に後半はタクティクスオウガ(編曲のベースになってたのはSFCのオケアレンジCDのほう)・サガフロゼノギアス・クロノシリーズという構成。こっちはクロノクロス除いて全部知ってる曲だったんですが、なんだか微妙に肩透かし食らった感が。まあぶっちゃけそれぞれ原曲がどれもそもそも取り立てて好きな曲じゃないってのが一番大きいと思うんですが、それでもFFTの時は大して好きじゃない曲でも大分楽しめたので、その違いはなんだろう。とりあえず感じたのは旋律とか和音が少ないor弱いということで、自分の一番好きな裏の旋律が削られてたりするうえに編曲が結構効いているので脳内補正が追いつかずに置いて行かれる感じでした。純粋に奏者の技術としてはFFTのより全体に上だったと思うので、やっぱり奏者の編成&技術に合わせて編曲するのがいかに難しいかって話っぽい。バカラとかメロディーで引っ張れる曲とか、あと静かめで音量バランス取りやすい曲なんかはなかなか良かったんですがね。
 あと今回は前後半ともソロとか音量的に不足する部分をスピーカーで増幅させてたんですが、このへんはかなり改善の余地ありですね。そもそも音量バランスがイマイチだったのと、あとスピーカー側の音がたぶん5フレームくらいラグってるので変に響いてくる。あとスピーカーがかなり前方に設置されてたので、僕が前の方の席だったこともあり奏者と全然違う場所から音が響いてくるってのに猛烈に違和感が。さすがにオーケストラ聴きに来るからには演奏してる人から響いてくるってライブ感は魅力の1つだと思うので改善されるといいですね。