ツーリング初日。名人邸で最後の朝食を頂いて朝7時半ごろ出発。目指すは佐賀の武雄温泉。まずは県道11号を登って湯布院へ。途中狭霧台という展望台っぽいところで峠になっておりここまでで680mアップ。まあこのへんではまだ余裕で、下り坂を250mくらいガーッと下って湯布院へ。こっからはまた水分峠(707m)まで登りで、主要道っぽい国道を避けて県道を登りました。するとここがNHKの「家族に乾杯」に出てきそうなのどかな山村風景でしかも車がほとんど通らないという当たりで、多少道に枝が散乱して荒廃気味という感はありましたがマウンテンバイクなら気にならないレベルだったので気楽に登って水分峠到着。
ここから目的地までは国道を通っていけば近くてアップダウンも少ないんですが、名人母から飯田高原が素晴らしい場所だと聞いており、そこへ行く「やまなみハイウェイ」という道がマップルお勧めにもなっていたためにこっちへ遠回り。で、そろそろキツくなりかけながらもせっせと登って朝日台展望台(1000m)へ到着。確かにこのあたりから高原っぽい雰囲気を醸し出し始めて来た甲斐はあったかなという感じ。で、休憩所で蕎麦を食ってカロリーと塩分を供給しながら地図を見るとまだ実は40kmしか進んでないことが発覚。休憩時間含むとはいえ平均時速8キロ!まあずっと登りだったししゃーないですね。
さてこの飯田高原を南北に縦断する道はやまなみハイウェイのほかに西側にもう一本あり、こちらの道もマップルのお勧めになっているうえ、途中にある峠がやなまみハイウェイ側より低いということで今度はそっち側に道を移りました。が、こちらがとんでもないハズレ。あんまり標高が高くない場所でひたすらアップダウンを繰り返すばかりでやたらキツいうえに景色もイマイチ。相当参っているところに「傾斜10%」の標識があり完全に心折られました。すごい久しぶりに自転車を降りて押して歩きました。結局やまなみハイウェイを通ってスッと峠登ってスッと下ったほうがアップダウンも少なかった気配。やられた。
飯田高原を越えた後はしばらく下り道。といってももう3時を過ぎていたのでそろそろ寝床を考え始めないといけません。とりあえず5kmほど走って黒川温泉つう温泉宿街で日帰り湯に浸かってリフレッシュ。
さて温泉を出て地図を眺めていると外人と日本人の2人組の自転車ツーリストがやってきて外人のほうが話しかけてきました。

外人 What are you doing?
僕 (は?何こいつ?何言ってんの?)
外人 WHAT ARE YOU DOING!?
僕 (ああ英語しゃべってんのか。)ええと・・・(わっとあーゆーどぅーいんぐだからえーと・・・)
外人(相方の日本人に対して)コノヒトミミトオイネ
僕 え、いやそうじゃなくて・・・
外人 アアニホンジンカ

つまりこの外人は日本語を喋れるにもかかわらず僕をジャマイカ人だと勘違いして英語で話しかけたということですね。で、この外人が「大分の道なら何でも分かる」と豪語するので「野宿できそうな場所知りませんか」と聞いたら「ワカラナイネーリョカンニトマリナサイ」とのありがたいお言葉。使えねー!というか相方の日本人微笑んでるだけじゃなくてなんか喋れ。
さて黒川温泉に泊まるというこの2人組とはさっさと別れて10kmほど先にある道の駅「小国」を目指して走行再開。まー下り基調なのでサクッと。
そんなで到着した道の駅小国は割と広めでトイレも夜間閉鎖されそうにないということでここで野宿決定。さてここでN原に借りたテントを立てようとしましたがやり方が分からない。借りたテントはポールが入っておらず、それをN原に以前何度か尋ねたところ「だいじょーぶダイジョーブ絶対建て方わかるサルでも分かる」というのでポールが本体に内装されてたりするハイテクなテントなのかと思ってました。が、いざ実際広げてみるとどこにもポールっぽい固形物がない。どうしても分からないのでN原に電話で聞いてみると「は?ポール無しで立つわけないじゃん」とありがたいお言葉。死んでください。というわけで今日明日はテント無しで地面に直接寝袋で寝ること決定。別に雨は降らないからいいんですよ。ええ。蚊に死ぬほど刺されますがね。

本日の走行距離:80kmくらい アップ:たぶん1700mくらい 平均時速(休憩時間含まず):たぶん10km/hくらい