連休ラン2日目

ゆうべ早めに飲み会を切り上げたおかげでぐっすり眠れた気持ちのいい朝。外を見ると雨は降っていません。予報では午前中雨だったんですが、昨日早めに降り始めたおかげで早めに止んだようで。朝飯食って朝風呂。湯河原温泉最高です。
10時に出発。目指すは箱根峠。県道75号線、別名椿ラインをひたすら登るだけです。いくら東海道から外れた道であるとはいえ天下の箱根、交通量が結構多いんじゃないかと不安だったんですがそれは杞憂でした。この道は途中から有料道路と一般道に分岐していて、大多数の車は有料道のほうへ行ってしまうため箱根とは思えないほど静かで気持ちのいい登り道でした。こういう上り坂では皆自分の好きなペースで走るので僕はロードバイクの人達に取り残され、例によって独りきりで10km/hののんびりペースで歌を口ずさみながら登りましたとさ。
2時間弱漕いで有料道路との合流点である大観山へと到着。標高は・・・1000mかい!箱根峠より100mも高いところまでもう登ってきてたとは。芦ノ湖を一面見渡せるいい景色。石楠花(シャクナゲ)の花が綺麗に咲いていて癒されました。でもタンポポの花をひっくり返してみたら総包片が反り返っててちょい萎え(総包片が反り返ってる=カントウタンポポじゃなくてセイヨウタンポポ)。サービスエリアのようなところで昼飯。こういう時に蕎麦のつゆを心置きなく全て飲み干せるのは運動してる人の特権ですね。
ここからはひとまず下り。とりあえず芦ノ湖畔まで300mくらいを一気に下り、もはやすっかり見慣れた東海道を通って箱根峠へ。といっても「箱根峠」っていうポイントは申し訳程度に「箱根峠 846m」とコンクリの碑があるのみで風情もなんもあったもんじゃありません。信号とかコンビニまであり、おまけに東海道の箱根での最高地点も別の場所だし。まあとにかく登りはここでひと段落。
あとはふもとまで降りるだけ。ここで西側の道を下って三島へ向かうか普通に東側に下って小田原に降りるかで相談。帰りの交通費が高くなる三島へ下るというのは一見何のメリットもなさそうですが、実はこちらの道は傾斜とカーブがゆるやかで視界も開けている⇒ほとんどノンブレーキで麓まで一気に滑走できるという素晴らしいメリットがあり、ここはかなり悩みどころです。が、旧道を一度は走ってみたいということで結局東側へ下ることに。
そんなわけで芦ノ湖からちょっとだけ坂を登って旧道に突入。これはひどい。ここはどこのいろは坂ですか?傾斜と道のくねり具合がヤバい。しかも車も結構走ってるし道も狭いし。手持ちの地図だと道が全然曲がってなかくて結構快適そうに見えたんですが、それは単に「あまりに道が細かくくねり過ぎていて直線に近似された」ということのようです。ブレーキのかけすぎで手首が痛くなりました。やっぱり「旧」道というのにはそれなりの意味があるというわけですね。幼い頃の記憶にあった道や茶屋が旧道にあったことを発見できたことが唯一の収穫でしたがまあ今後二度と走ることはないでしょう。
箱根湯本で1号線に合流して小田原まで走って解散。逗子で降りて自走しました。走った距離は2日で60キロ程度と非常に短かかったですが、ただの土日に行ける旅行としては非常に濃厚なものでした。