瀬底島に続いての沖縄旅行のメインディッシュその2。
とりあえず僕だけ早めに起きて朝食の準備。とーふちゃんぷるーです。あ、テフロン加工のフライパンがない。そのせいで油を多めに使わなけりゃいけなくて食後ちょい気持ち悪くなった人が2人。豆腐とかいって普通のパンだとマジ焦げ付く!
NとTが南西部にある来間島というトライアスロンで有名な島に行ってる間に僕は二度寝、10時頃北端にある池間島に向けて出発。島までは15キロくらい。さすが島全体がトライアスロンのコースなだけあって割と走りやすい道で爽快。しかも追い風。帰りの事はあまり考えないようにして歌を歌いながら駆け抜けました。途中マングローブ林の遊歩道なんかにも寄ったりしていい気分。
島に続く橋の手前でTとNと合流、全長1キロくらいの橋から海を眺めたりしながら走って池間島に到着。とりあえず党内2キロくらいをさっさと一周、昼飯はるるぶに載ってた「くろしお市場」なる所で食うことになってたのでソコへ行ったんですが・・・。市場なんてありませんでした。「くろしお市場」なるただの売店兼食事処でした。こりゃまたしてもるるぶにやられたぜ・・・。でもその店の海鮮丼は海ブドウとシャコガイとウニたっぷりで旨かったです。ただしテーブルの上に聖教新聞が置いてありました。
腹が膨れて次は泳ぐということで今度は島の東端に向けて出発。東端近くにある「新城海岸(アラグスクと読む)」が穴場的スポットでシュノーケリングに一番向いているということなので。今度は30キロほど・・・というかそんくらいの距離は別に構わないんですが追い風の帰りは当然向かい風。マジキツイ。体力的にはまだまだイケるんですがとにかく腰痛がキツイ。これだからマウンテンは嫌なんだ。ロードに載ってるTとNがシャカシャカ軽快に漕いでいく中で僕はヒイヒイ言いながら風除けになってくれた2人についていきました。ていうか僕だけ水着一式で荷物も重いし。
「やっぱりちょっとランクは落ちても近場にしとけば良かったかなー」と、高3の一時期思った「やっぱ慶応中等部にしときゃよかった」という後悔に似た念を抱きながらヒイコラ走ってなんとか到着。最速で着替えて海へ。水に入ると結構海藻が生えてたりして「ああ確かにココは『ビーチ』っていうより『海岸』だな」と思いました。ちょっと泳いでるとアップでこちらを向くハマクマノミ(ファイティングニモはカクレクマノミ)が登場。別に人間に慣れてるわけじゃなくてテリトリーを守ろうと威嚇してるだけです。だからクマノミって海で見ると大抵カメラ目線なんです。まあもうブランクありまくりで魚の名前は相当忘れまくってるんですがそれでも他にも多彩なお魚さん達が見られて気分は最高。ここはやたらハマクマノミが多いのが特徴的でした。
ここの海岸はものすごく遠浅なのが特徴で、しばらく2メートルくらいのところを泳いでいると急に再び浅くなって泳げないくらいの水深になります。でそこをしばらく進むと急に深くなって7、8メートルくらいになります。その崖のところを例によってしばらく泳いでいるとエラブウミヘビ(「ウミヘビ」と名のつくものには魚と蛇両方ありますがこれは蛇の方。咬まれたらヤバいけど普通咬んで来ない)とかがいて癒されました。
ひとしきり堪能したらまた泳ぎづらい浅瀬を越えて浜へ向かいます。そしたら今まで一匹も見なかったクマノミも発見。うーんやっぱゴツい。しばらくにらめっこして再出発。そしたら予期せぬことにアオウミガメに遭遇!いやー可愛いなあしばらく舐めるように見てるとウミガメさんは突然泳ぎ去ってしまいました。いいもん見せてもらったぜ・・・。
陸に上がると風が吹いてマジ寒い。ガチガチ震えながら荷物置いた所に戻ると誰もいませんでした。携帯を見ると「先宿戻ってるよ」とメールが入ってました。まあそれが賢明ですな。僕としても帰りは超のんびり走ろうと思ってたし。当然温水でない水道で体洗って着替え。ウエットスーツ着たおっちゃんと話をした後独りで宿に向けて出発。いい所でした。
予想通りというか世の中そんなに甘くないというかここに来るまで散々僕を苦しめた風はほとんど止んでいましたがまあ向かい風がないだけ有り難いと思うことに。ちんたら一人でシャカシャカ。やっぱ僕は一人で気楽に走るのが性に合ってるみたいです。
宿の近くの市街地っぽい所で信号待ちしてると突然高校野球でもやってそうな丸刈りの高校生2人組がやってきて「私達はキリスト教のうんたらで宣教活動してるんですがあなたは幸せってなんだと思いますか家族についてどう思いますかうんたら」とかのたまうんですよ。まあそれはさっさとスルーしたんですが考えてみれば確かにくろしお市場に聖教新聞とかあったし、そう思って見てみると島全体に宗教っぽい張り紙が多い気がする。大丈夫かこの島?
宿に到着すると当然二人はもう戻ってきていてしばらく休んでから飯へ。翌日でもう帰るということで僕が猛烈にプッシュした結果、結構本格的っぽい沖縄料理の店で「おまかせコース(2625円 お2人様〜)」を選んでもらうことに成功。こんな高い飯マジ久しぶり。
出てきたのはソーメンちゃんぷるー・ゴーヤちゃんぷるー・青ノリの天ぷら・グルクンの唐揚げ・寿司と他小鉢いろいろ。潮汁も美味でした。女将さんがいい人でご飯をサービスしてくれたりといい店でした。確かに高かったけど量に対して見合ってる。満足できました。
そっからスーパーに行って買い物。相変わらずこの日も豆腐売り場からは酸っぱい臭いが香っていました。で今日はマグロのアラ買ってアラ煮作ろうと思ってたんですが昨日あったアラがない!予定変更してチンゲンサイと厚揚げのオイスターソースとあと見切り品のカボチャを購入。
宿に戻ったらさっさと軽く酒飲んで寝たいところですが僕にはまだ仕事が。今日のうちにカボチャの煮つけを作っとかなきゃいけません。というわけでキッチンで適当に調理。まあカボチャの煮つけなんて簡単なもんです。で、料理酒を探してたところ「醤油、味醂泡盛」と並んで置いてあるんですよ。うーんこれはどう考えたって泡盛を料理酒代わりに使えってことですよね?有り難くドバドバ使わせてもらいました。出来上がった煮つけは泡盛のいい香りが出てて美味に仕上がりました。やっぱ泡盛ってのは料理に使ってアルコールは抜くもんですね。