沖縄0.7周旅行2日目

 今回の旅行のメインディッシュ。昨日食い過ぎて食欲ないけど売店で買っといたチキンカツカレーを無理矢理腹に突っ込んでいざ出発。
 まず目指すは沖縄本島最北端の辺戸岬。出発して腰痛の感触を確かめながらゆっくり走ってたら早速ロードバイク1台に抜かれて今日はたくさん自転車乗りに会えそうと期待が膨らむも、結局ほとんどその後は遭遇せず。今のところ腰は大丈夫だけどちょっと踏むと即死することは昨日確認したのでゆっくり走って1時間で辺戸岬に到着。すぐ近くに北国小学校なるものがあったりと、沖縄とはいえ確かに北の果てっぽい感じが出てる。

 さてここからは島の東側をひたすら南下。沖縄本島は東側のほうが圧倒的にアップダウンが激しく、途中の最高地点は標高230m程度なのにトータルで本日151km累計2300mアップとなかなかに激しいコースになってる。まあぶっちゃけママチャリならなんてことないコースですが、昨日の時点で腰が相当痛かったので今日は酷いことになりそう。
 とりあえず辺戸岬の先にある200mくらいのちょっとしたピークを越えたら奥集落の共同売店で補給。沖縄の集落はそれぞれに共同売店なるものがあり、地元の人の交流の場になっていたりとコンビニ以上にコンビニエントで、何より雰囲気最高なので今回はこの集落に限らずあちこち(腰を休めるという名目で)寄りまくってました。沖縄は柔らかな餅っぽい菓子が豊富で、カロリー量はそんなに見込めないかもしれないけどお手軽に腹に入れられるので大変重宝。
 このあたりは信号も車も周辺の建物も少ない道でのアップダウンの繰り返し。このあたりからは大分腰が痛くなってきて、なるべく腰の負担の少ない姿勢とギア比を模索するような走りに。
 国頭村と東村の村境あたりにくると急に車が増加。このあたりは米軍の訓練場になっていて、どうやら反対運動をやってるらしい。AZ時代に大使館前でよく見たゴツイ護送車みたいなのを警官隊がガードしていて、それに対して反対運動をやる人々が罵声を浴びせてる。横断幕には「自然を壊すな」的な頷けるものから「人殺しアベ」とかはてまた「原発反対」とかあるいはハングルで何書いてあるのか分からないものもあったりなかなかカオス。道路封鎖がいつになったら解除されるかさっぱり分からず、引き返して遠回りしようかとか考え始めたところでようやく通れることになり数十分のロス。
 そこからしばらく先はほぼ下り基調で、その背後で道路封鎖をやっているのもあってか非常に気持ちのいい道。下りでも回せるギアがあるというのはスポーツ車の数少ない利点。それまでは山岳地帯といった雰囲気だったのが、徐々に南国の海沿いといった場所が増えてきて一仕事終えた感。まあ相変わらずアップダウンは多いんですが。大浦湾の道の駅的な店の沖縄そばでエネルギー補給。これが肉がうまいだけでなく汁もダシが効いてて感動。これは旅行補正なしでも大当たりだ。

道路のすぐ脇がマングローブ林。

ソーキ&三枚肉&テビチそば。
 辺野古あたりからは徐々に市街地になってきて車も多くなり、さらに腰痛が限界レベルになり一層の鈍足走行に。あまりに痛くて坂も風もない場所で停まって休憩を挟む有様。そしてその後もアップダウンの多い道は変わらず、最後に沖縄市コザの登り坂にゲンナリしながらフィニッシュ。150km2300mアップ9時間くらい。ツールドにし阿波では166km3600mアップを同じ時間で完走したことを考えるととんでもなく遅い。今回ドロップハンドルでツーリングをするということで不安な一方で案外いけるんじゃないかという期待もあったんですが完全に幻想でした。まあそれが確かめられたという意味で大いに意義はあったわけですが。
 さてコザ周辺はちょうど沖縄国際カーニバルなるお祭りをやっていて大変賑やか。米兵が大綱引きをやってるのは壮観。街もピザ屋やらパブやら全体に那覇や名護、嘉手納以上にアメリカンな雰囲気で非日常感が大変楽しめました。夕飯は当初はどっかで魚でも食おうかと思ってたんですが、ここではむしろメリケン的食事をするのが正しそうということで微妙にアメリカナイズされた屋台の串焼きやらを詰め込みましたとさ。

綱引きする米兵さん。