ママチャリ箱根2本+α

 有給とって箱根へ。ツールドにし阿波が160km3500mアップ10時間制限で、今日はレンタサイクル受付開始から返却期限まで7.5時間ということで目標は箱根峠3本100km走破。
 というわけで9時に小田原駅でレンタサイクル確保。マルキン自転車の内装3段ママチャリで推定21kg。残念ながらハブダイナモ仕様、ついでに僅かに前ブレーキが前輪と接触する。まあ全体としては標準的なレンタサイクル。
 小田原を出発したら早速緩やかな登り。交通量はさすがに多いけど渋滞というほどではなし。湯元を過ぎたら本格的な登りが開始ということで10年ぶりくらいの箱根アタック。さすがに今となっては取り立てて苦労するところもなく、だけど以前くたばって休憩入れた箇所なんかは案外覚えていて自身の体力向上を実感。湯元から国道1号最高地点まで770mアップ68分で100mアップあたり8.8分。平均160拍強。この日は終始西風気味で、高高度の開けた場所はかなりの強風。後は芦ノ湖周辺のアップダウンをさっくりこなして小田原から114分で道の駅箱根峠に到着。大してジャンボでもないジャンボかき揚げそばを食べたり計15分補給。
 補給を済ませたらそのまま国道1号を進んで下りへ。もともと気持ちいい下り道のうえに一部は新道になっててより一層快適度が向上してる。麓側の最初の信号である市山新田で引き返して再び登り開始。やはり箱根の西側の登りは仏の勾配。やや追い風気味なのもありこれ以上ない条件での登りだけど、既に疲れが出始めており最終的に155拍の旅に。箱根峠まで680mアップ66分。下の方は結構気温が高く汗をかいたので再び道の駅でペットボトルのみ補給、すぐに出発して今度は箱根関所南で湯河原方面に右折して大観山へ。
 大観山への道は路肩はまだ雪が多少残っており、全体的に路面が濡れ気味。凍結はしていないので走行自体に問題はないけど、雪と水のおかげで高度以上に気温の低下が激しく結構寒い。そして疲れで心拍は上がらず大分気力が萎え気味。体力的にはいける感触なんだけど、ママチャリのギア比のおかげで終始トルクが大きいので脚の筋肉が全体に限界が近い。あとハンドルを引く腕の力も。大観山レストハウスまで260mアップ26分。道の駅での補給(1回目)からは131分。レストハウスでカレーを頼んだら予想外に待ち時間が長く、トイレが長くなったのもあり不覚にも28分の大休止。
 レンタサイクルの返却期限が近く椿ラインを登る時間はなさそうなのでここで予定コースは断念、箱根関所南まで一旦下って登り返すことに。もはや気力も尽き果て今度は同じコースを28.5分。これはひどい。とりあえず30分休んだくらいじゃどうせ体力回復しないので休憩は極力抑えるべきという教訓にはなった。
 登りはもうイヤだという久々の感情に支配されつつ小田原まではほぼ下り。とりあえず芦ノ湖から精進池までの登り区間は115mアップ12分。箱根湯本の片側交互通行の渋滞に盛大に巻き込まれつつ大観山レストハウスから80分で小田原に到着。
 というわけで全体としては96km2430mアップで6時間40分でアベ14.4km/h、うち補給時間45分ほど。ツールドにし阿波はこれの1.5倍くらいの距離・アップをこれより少し早いペースで走破しないといけないのでかなり厳しい現実を見せつけられた結果に。今回は食料と装備がやや重くハブダイナモの駆動ロスもあり、現状でもツールドにし阿波走破は不可能というほどではないけどやっぱり相当の覚悟と準備が必要。とりあえず試走は絶対必要で本番は24インチママチャリで妥協することも引き続き視野に入れていく。