恒例のサークル行事にして今シーズン最終戦。今年は赤城山ヒルクライムで満足のいく結果を出せたので例年ほどのプレッシャーはないけどやはり自分のママチャリ乗りとしての原点ともいえるイベントなので気合十分。24インチママチャリのほうが間違いなく速いけど、体力の定点観測としての側面を重視して例年と同じ27インチのママチャリでの参加。結構長いことトークリップは使ってなかったので外して100gくらい軽量化。
前日は新宿ＳＥＧのすぐ近くのビジネスホテルで宿泊。いつの間にこの近辺やたらラーメン屋と外国人が増えとる。歌舞伎町混みすぎ。微妙に深夜まで騒がしいのもありさっぱり眠れない。
どうにか１時間くらいだけ眠り、目覚めてみると残念ながら山梨県東部の降水確率50%で中止の連絡。ただ気温自体はそこそこ高いのと雨自体もそこまで強くなさそうなうえに午後は回復傾向ということで、レンタカーはもう予約してしまってあるのでチャレンジ自体は決行。というわけでコンビニ飯で1500kcal摂取した後にサークルのＴのレンタカーと合流して河口湖へ。
ここ２年間はママチャリで出てくれてたＴだけど、今年はさらに一歩進んで（？）河口湖駅の小径車レンタサイクルでの参加。この小径車、造りはブリヂストンで結構しっかりしてるけどその分重くてたぶん20kg近くある。ギアは３段で普通のママチャリと同じくらいの実質ギア比だけど小径車の宿命でやたらダンシングがしにくいのでダンシングの比率多めのＴには結構なハンデか。
イベント自体は中止ということで集合待ちの必要もないので最初の信号まで軽くアップしてすぐ出発。出走時体重55.5kg程度に加え、荷物は上下レインコート・携帯電話・小銭・ポカリ300mlでサポートカー有りの場合に比べて500gくらい割増。
ビジターセンターを出発してしばらくは赤城山と同じく前傾姿勢を維持して180拍まで上げるハイペース進行。さすがに24インチアルミフレームのように軽くないので結構足にくる。メロディライン含め路面状態があまり自転車に優しくないのが地味にダメージ。
今回は幸い２か所とも信号に引っかからなかったものの、料金所前の急傾斜でいつも通りペースダウンするのでダンシングで粘る。やはり27インチはダンシングがやりやすい。ていうかこれがヒルクライムにおける唯一のメリット。
ここから２合目までは赤城山の前日も走った道。当然ながら抑えめに走った前回よりも5kg近い車重差が効いて今回のほうが遅い。173拍くらいを目安にひたすら踏んで２合目を54分で通過。この時点でアップとしては半分ちょいなので今のところは110分が見えなくもないレベル。
が、このあたりから微妙に向かい風が吹くようになり、３合目からは過去最大の強風に。そもそも平坦路だったとしても進むのに苦労するレベルの風で、当然ギアが足りるわけもなく一気にトルク過多の状態に。ママチャリのダンシングは特に空気抵抗がでかいのでひたすらシッティングで忍耐。一気に脚の疲労が律速になってみるみる心拍が下がっていき、まさかの150拍台まで時々現れるようになり絶望的な気分になる。もはやタイム比較が全く意味をなさないレベルなのでゴールタイムの計算をやめただひたすら踏む。回すというより踏む。
大沢駐車場の先は最後の山場として毎回覚悟をキメるところだけど、ここはコース全体を通してほぼ唯一北方向への道ということで、強烈な追い風により逆にペースアップ。とはいえその先のカーブの後はまた南向きとなり、急傾斜と強風が合わさってスピードを保てずついに一旦チャリを降りることに。まあＴＴ中に一旦チャリを降りるなんてのは不動峠や乗鞍、美ヶ原でも体験してるので焦らずランでしばらく進んでから再乗車。最後の平坦区間は幸い追い風なので回転数でスピードを稼ぎ、最後の急斜面を500m耐え忍んでＴと一緒にゴール。
……結果は120分30秒で２時間切りならず。前回より３分遅いタイムだけど間違いなくパワー自体は向上してる。ていうかＴが小径車のハンデ＆低体温くらったのもあり「今まででいちばんしんどいスバルだった」と言ってたほどなので多少は成長したっぽい。おそらく序盤は230W、終盤でも200Wは出ており平均では推定210W程度。心拍は強風が吹く前と後で違いすぎるけどおそらく平均165拍ちょい。まあ今回は出力とか心拍云々というよりサバイバルな環境を生還するというわけのわからない戦いだったので比較不能。27インチママチャリ、そして僕のはさらにカゴが大きいということで強風にとにかく弱いので勘弁してください。これがシーズン唯一のレースだったら再チャレンジといきたくなるけど、今年は赤城山で真っ当なレースの結果を出してあったのでむしろ完全な別分野の戦いということで謎の達成感が。とりあえず27インチママチャリでのチャレンジとしては割と満足したので今後は24インチで出るっぽい。
左がＴのレンタサイクル・右がいつもの僕のママチャリ。
下りは漕ぐ場面が結構あって風の強さを実感。いつもの日帰り温泉でリフレッシュして玉喜亭でうどんを食べるという完成された流れ。いつもと違って他の参加者のゴールを待つ時間がないので６時半には新宿には戻れてスムーズ帰宅。これにて今シーズン終了。さあ食うぞォ！！！
