先日痛い目に遭ったばかりなわけですが最近ぼちぼちラノベを読んでます。なんとなく買ってみた王手桂香取りが(1巻は)そこそこ面白くて、その折り込み広告を見て買ってみた給食争奪戦が大当たり。タイトルの通り給食のお替わりの争奪戦をしたりといった小学校生活がテーマで、主人公達が知恵と勇気を振り絞って困難に立ち向かっていくというお話。現実にはもちろん有り得ない展開ではあるけど物語としては十分リアルに感じられるという匙加減が絶妙で、伏線の張り方も丁寧でテンポ良く伏線回収の快感が味わえる。ノートにダンジョンとかを書いて口でRPGごっこをしたりといった昔懐かしのネタも散りばめられており、小学生時代に図書室でズッコケ三人組を読んだのとまんま同じようなワクワク感を思い出させてくれました。とりあえずここ5年くらい以内に読んだラノベの中ではダントツに面白くて(円環少女はちっともライトじゃないので除外)、生涯ランクでも5位以内には入る出来。さすがに先の展開がある程度予想できてしまう場面もあるけど、いいんです児童書だから。電撃にはこれからもこういうオッサン狙い撃ちの作品を掘り起こしてほしい。
 ローラー台は淡々と200kJのみ。