とある香港での一日

 学会主催のサマースクールで香港の香港中文大学というところに行ってきました。大体こういうのは会期中にexcursionといって講演やセミナーを半日で終わってバスツアーみたいなのに行く日が設けられてるんですが、今回はイマイチ魅力を感じなかったのでスルーして自然公園的なところを一人でてきとーに歩いてきました。
 というわけで、大学の最寄駅のその名もズバリ大學駅から一駅北に移動して大埔墟(タイポーマーケット)へ行き、そこからタクシー10分400円ほどで松仔園なる場所へ。タクシーの運ちゃんは日本語はもちろん英語も通じないことも多く(stationとかすら)、おまけに北京語*1も割と通じなかったりするので筆談最強。
 都会から比較的近いということで、自然保護区といってもトレッキングコースとしてガッチリ整備されてて自然度はそこまで高くありません。が、とにかくクソ暑い香港*2のなかで木陰と川の効果で多少はマシな気温になるのでなかなかいい気分で歩けます。

バス通りからの入口。

この赤いコースをぐるっと。コースタイム1時間。

道はかなり歩きやすい。
で、途中あった小川で遊んでたらいくつかナマモノを発見したのでしばし戯れてました。

こんな感じのまあ日本でもいくらでもありそうな場所。

横纹南鳅。和名っぽくいうとヨコジマミナミドジョウ的な?

海南沼蝦(ハイナンヌマエビ)のオス。捕獲失敗。ヌマエビって名前ついてるけど日本でいうところのテナガエビの仲間。

メス。捕獲(素手)。

あとはヨシノボリっぽいのとか判別不可能ななんかの稚魚たくさんやら。ダムで堰止めされてるっぽい水域なのでどれも雑魚だと思うけど日本にいない生き物はワクワクする。

やたらでかい蛾。逆さま。なんとなく南国っぽい。

RPGっぽい写真。

夕飯に大埔の大衆食堂で鼓椒猪頸肉飯(570円)と鳳城水餃(330円)。写真がないので完全に字面で選択。中国語メニューだとどんな料理でも(単なるサンドイッチなんかでも)美味しそうに見えてしまうけど、こいつらは実際美味しかったので一安心。

猪頸はトントロっぽい部分だった。こういう炒め物のタレにセロリが意外に合う。水餃子はエビとかキクラゲとか入ってて豪華だった。

デザートに屋台で豆腐花+黒胡麻のタレ。120円。

*1:チャイ語の授業で習うやつ。香港は広東語。

*2:特に夜もほぼ全く気温が下がらないのがキツイ