スバルラインbyママチャリ5th

 今年もやってまいりました。前日はテントマット&寝袋持ち込みで本郷泊、4時に出発して品川でTのレンタカーと合流。ママチャリ2台積んで一路富士吉田へ。車中はひたすら食べて、カロメ2本・おにぎり3個・カレーパン1個・コンビニのグラタンで朝から累計1700kcal摂取。1500kcal食べる予定だったけど計算間違えた。
 ビジターセンターに着いたら後輩とお喋りしつつ適当にアップ。軽く最初の信号ポイントまで流してみると体が軽い。いける気がする。が、今回の主役はなんといってもTのほう。去年の公言通りママチャリで参加ということで、朝に実家から回収して初めて乗るチャリでペダルだけSPD-SL*1というマシン構成。乗鞍ヒルクライム30位の猛者がママチャリの重量&内装3段ギアでどこまで走れるかというのが本当に楽しみ。
 というわけでここ1年ずっと心待ちにしてきたタイムトライアルがついにスタート。開幕いきなり信号に捕まって早速1人抜かれる。が、無心で回して料金所までは14km/h程度・キツい箇所でも12km/hをキープ。料金所の後で1合目の駐車場は例年休憩を入れるところだけど、そこまで乳酸も溜まっていないのでスピードを落として水を飲むだけでスルー。このへんは傾斜がそこまでキツくないので極力14km/h出るように頑張って距離を稼ぐ。メーターを見ると大体130分くらいのペース。
 3合目のバス停のあたりから本格的にキツくなってきて、それでも極力10km/hは切らないよう意識。ローラー練のおかげかキツいのは脚より心臓で、3〜4回/秒くらいの異常な呼吸ペースでひたすら踏む。息のし過ぎで喉のところがカラカラに乾いて辛いけど、水を飲むのもしんどいので唾で適当に喉を濡らして耐える。そこそこペースが出ているためか終始視界の中に誰かしらいる状態が続き、少しずつ1年生とかを抜きながら次の目標を設定していくというサイクル。メーターをスピード表示から距離表示に切り替える余裕もなくなり、ただひたすらスピードだけ見つつ「このペースで走ったとしてこの先1年間『今年のスバルで自分は力を出し切った』と言えるか?」と自問自答を続けながら走る。
 4合目の大沢駐車場を抜けると最後のヤマ場。傾斜8%の坂をどうにか8km/hで凌ぎ、ゴール前の平坦部分で気力を振り絞ってスピードを上げる。が、5合目の駐車場あたりから今まで見たことないレベルの渋滞が発生していて思うようなスピードが全く出ず、歩行者と車を縫ったりして無駄に体力を消費。最後の坂で全てを搾り切る覚悟でスパートをかけてゴール!
 タイムは135分25秒で4年前の自己ベストを7分更新。トークリップを最後まで活用出来た&5年ぶりに休憩なしゴールというのが嬉しい。そしてちゃんとトレーニングすれば若くなくても過去の自分を越えられると分かったのが何よりの収穫。最初の信号で捕まってなければor5合目渋滞がなければ135分切りというたらればはあるけど、渋滞は天気が超良くてベストコンディションで走れたことの代償ともいえるし、信号に2箇所とも捕まらなかっただけマシ。毎年終盤は尿意との激しい戦いになるけど今年は全く問題なかったし。
 ちなみにTの方は106分で流石の貫録。当然ママチャリの記録としてはサークルのベスト記録。今日はロードバイクだったら80分台前半くらいのペースだったらしいので、大体ママチャリ補正としてはタイム2割強悪化ということになる模様。重量で1割ロス、ギア比の融通の効かなさで1割ロス、その他雑多な力のロスが0.5割くらい。というわけで僕が仮にロードで走れたとしたら108分ということで別に速くもなんともないので、常々主張してきた「ママチャリは乗ってる奴がショボイだけでハンデとしては大したことはない」ということが実証されて嬉しい。まあ僕のチャリはTのに比べてまた1段回重く、またSPDもついてないのでまだ改善の余地はあるので、来年はママチャリを買い替えてSPD-SLに付け替えて臨むことにしよう。とりあえず今年は頑張った!悔いなし。以下反省点とか

  • 今年はかつてないレベルで気温が高かったけど水は300mlくらいしか飲まなかった。500mlは詰み過ぎ。
  • 大沢駐車場後の8%地帯は回転数が30rpmまで落ち、このあたりの負荷はフルード式ローラーでは再現できないため一気に死亡した。このあたりの対策は真面目に練らないと。
  • Tの感覚では平均240Wくらいで走ったそうで、そうだとすると僕は190W出てたという計算になるけどホントかいな。ちゃんとローラー台の負荷を校正しないと。

*1:ペダルと靴を固定して引き足でも走れるようにする器具