研究室にいるオセロが日本でn番目(n<10)に強い後輩(AZ生)にいろいろオセロというゲームに教えてもらいました。なんか既に記憶が曖昧だけどメモ。間違ってるとこあるかも

  • 8×8オセロは最善を尽くした場合引き分けになると信じられていて、ベストを尽くしたコンピューター同士がやると実際大体引き分けになる。
  • で、人間が全く手も足も出ないかというと実はそうでもなくて、そのベストな手順はあんまり分岐が多くないので実は人間側も覚えゲーで引き分けに出来る。
  • ただし、コンピューター側が敢えてその手順から外れた「悪手」を指すとその先は定石から外れた実力勝負になるので人間はコンピューターに歯が立たなくなる。
  • 一方でそういうのはあくまで悪手なので、コンピューター対コンピューターでそれをやると確実に負ける。
  • で、ベストな手順が引き分けだからといって先手後手互角というわけではなく、後手番は引き分けに出来る手順が多数ある一方で先手番はその手順がごく限られていて、日本では先手に半目コミを持たせて引き分けは先手勝ちにするルールが一般的とか(そしてそのルールだと先手有利)。で、後手番があえて手順から外れて勝負する流れみたいなのが多いみたい。

というわけで完全読みに近いところまでいってるゲームだとこんなにルールがシビアに効いてくるんですね。これは持将棋のルール云々とか可愛いもんに思えてくるな。
 ほか雑談

  • こないだの試合で一番ネタ度高いのは塚田九段の指さし確認という結論になった。確かに知ってる人同士でやってみると相当笑える。
  • 1分切れ負けオセロは将棋に負けず劣らず異次元らしい。とにかく石を裏返すのに時間がかかるから、基本相手がひっくり返してる間に考えて、そして相手が不利になった時に「悪手だけどひっくり返す時間がやたらかかる手」で切れ負けを狙ってくる可能性があるからその時間を残さないといけないとか。