大科学実験

 しばらく続いてた再放送が終わって最近また新作をやっていて嬉しい限り。今回は上昇気流の実験。ムサい男50人を密集・静止させて、その上に沢山置いてある小さい風車(かざぐるま)が回るか調べるというなかなかシュールな実験。で、その結果がなかなか興味深かったんですね。なんとなく「風車を上に置くにしたがって風車が回る範囲は広がるけど回転速度(風速)は弱まる」みたいな予想をボーっとしてたんですが、実際はその真逆で、上のほうほど風速が強まって範囲は狭くなるんですね。なるほど確かに考えてみれば

  1. 体温に温められた空気は周りの冷えた重い空気から浮力(=加速度)を受ける
  2. 気体が加速すると圧力が低下する
  3. 周囲の圧力を受けて流れが細くなる

って原理か。山からの吹き下ろしとかでなくこういう小さいスケールで熱力学的現象が現れるって面白い。