ついにラ・パルマ島もこの日でお別れ。飛行機は午後なので午前はのんびり散歩したりスーパーで土産を調達したり。大して大きくもない島だけど、さすがヨーロッパらしく島産ワインはしっかりある(そして安い)ので白と赤を375ml瓶でそれぞれ300円ほどで購入。ところでヨーロッパは水よりワインが安いなんてよく言うけど、スペインについてはミネラルウォーター1リットル40円程度と相当安い。
 空港では他の日本人と適当に時間を潰してたんですが、そこに昨日発表してたドイツ人が登場。この人凄い不思議なふわふわした喋り方をする人で、昨日の発表のときも周りがコソコソ funny, funny と笑ってたんですが実はドイツのアインシュタイン以来の天才とか言われてる人らしい。確かに名前でググって出てくるドイツ語ページをgoogleで英訳してみると

 「この子は並大抵の子ではない!」その時わずか3歳だった彼を、彼の祖母はそう見抜いた。彼はこの時既に読み書き計算が出来たのだ。

みたいないかにも「天才」の描写っぽい文書が沢山出てくる。天才=変人というステレオタイプは嫌いだけど、確かにこの人の変さは天才っぽさを醸し出してる。しまりのない顔でグミっぽいお菓子を食べてる様子とかサイコウ。
 さてラ・パルマ島は飛行機はそれほど多くないのでほとんどの人が同じ便でマドリッドへ向かうわけですが、マドリッドで泊まる日本人は僕だけなのでここからは再び一人旅に。マドリッド着が19時ということで当初は夜の移動が不安でしたが、いざスペインにしばらく滞在してみれば19時はまだ明るい夕方ということが判明したので気楽なもんです。というわけでホテルに荷物を置いてもまだ明るかったので、ちょっと歩いて牛モツ煮込み Callos (カリョス) が食える店を探して夕飯。

カリョス。

羊肉とポテトのフライ。
 カリョス超旨い。全然臭みがなくてトマトとよく合ってる。僕は豆のスープ系はあんま好きじゃないんですが、ヒヨコ豆もスープを吸って柔らかくなってて悪くない。羊のフライはちょっと臭みがあったけどトータルではかなりの満足度。
 というわけでカリョスがマジ旨かったので、せっかく最終日なのでもう一軒バーをハシゴすることに。今度はカリョスとパエリヤを注文。あとせっかくなので赤ワイン。

が、こっちのカリョスはちょっと臭みが残ってるうえに死ぬほど塩っぱくて微妙。ここはパエリヤもちょっと微妙だったのでハズレの店だったぽい。ただ場所がいいので客は集まっていて、ちょうどチャンピオンズリーグバルセロナvsチェルシーの放送(を見て超エキサイトする客と店員)を見物できたので楽しむことは出来ました。奴ら本当にサッカー好きですね。