はじめての英語ポスター発表。いつも英語の発表は多少なりとも緊張するわけですが、今回は一切の緊張なし。というのも、「パワポの貼り合わせの手抜き感溢れるポスター*1」「ポスターなのにリスニング能力ゼロ」ついでに「前回は内容がイイ感じだから向こうがこちらに合わせてくれたけど、今回は結果が若干しょっぱいから相手もそんな頑張って合わせてくれない」とうまくいく可能性がほとんどゼロに近いので、緊張するまでもなくただ純粋に憂鬱でしかないという。口頭発表だったら「内容をしっかり暗記する」というベストを尽くしたうえで質問に運良く正しく答えられればいいということで緊張のしようがあるんですが。
 で本番ですが、やっぱり相手の英語が絶望的に聴き取れない。1回ではまず聴き取れず"Sorry?"と聴き返し、2回目も聴き取れずさらに"Sorry?"と聴き返すわけですが、3回目は相手がキレてキーワード1単語だけゆっくり喋ってくれるのでようやく多少聴き取れるというのが定型パターン。が、フランス人の英語が凄すぎて本当に一切の単語が聴き取れなかったりと散々なプレゼンでした。ホントに暗記した内容を機械的に喋るだけ。あーもう英語とか滅びればいいのに。間違いなく参加者のなかで一番英語力ない。ていうか他の人はみんなフツーにコミュニケーションとってるし。国際会議だと中国人グループとかが内輪で固まってるパターンはよくあるけど、今回はそもそもアジア人が少なかったのでそういうのもなかったし。死にたい。
 てなわけでようやく発表が終わったので若干気楽に。14時から17時まで昼休みというスペインの狂った文化のおかげでヒマなので、この島の中心街である Santa Cruz de La Palma までS先輩と一緒に5kmほど歩いてきました。S先輩は韓国行った時も一緒に観光したんですが、日本語で会話できるって癒されますねえ。が、こちらが昼休みということは向こうも昼休みというわけで、本当にみんな遠慮なく店を閉めるので割とゴーストタウン風味でしたとさ。スペインが本当にこれで経済が回るのか心配になるレベル。
 さてさて国際会議で発表ともう一つ憂鬱なのがバンケット。立食形式だとまだマシなんですが、今回のように席につくタイプだと黙秘を貫くしかないパターンが多いんですよね。が、今回は幸いにも隣のペルー人がイイ人だったおかげで内容の3割*2くらいは聴き取ることができコミュニケーションした気になれました。席が「ペルー人・僕・(ペラペラというほどではない)日本人」という並びなのもポイントで、けっこうゆっくり喋ってくれるうえに僕が一切聴き取れなくてももう一人の日本人が応答を続けてくれるので、聴き取れた部分だけ会話に入ればいいという。ペルーがスペイン語圏ということで、スペイン語メニューをいろいろ訳してくれたりなかなか楽しく過ごせました。まあでもやっぱり意味が全く分からない話に相槌を打つのは本当に罪悪感が溜まっていくのでホントなんとかしたい。

*1:本当に手を抜いているつもりはない

*2:単語3割ではない。辛うじて聞き取れた単語から内容を推測できたのが全体の3割くらい