エキノコックスは早期発見すればなんともないけど放置したらヤバいことになる寄生虫で、北海道ではそれなりに認知度が高く検査体制が整っています。で、道内の人は５年に一度無料で検査できるみたいなんですが、道外の人でもネットを見ると「そこそこの大きさの道内の病院だったら大抵は安価に検査をやってくれ*1、結果も郵送で道外の家に送ってくれる」とか書いてあったので受けてみようという話。逆に道外で検査しようとするとかなり面倒みたいだし。
というわけで行ってみたのはホテルから一番アクセスが便利だった函館中央病院。とりあえず総合案内で訊いて内科に案内され、受付のねーちゃんに結果の郵送はＯＫかと訊くと「たぶん大丈夫」との返答。というわけで待合室で待ってると係のオバチャンがやってきて「外部機関に検査を委託するので保険がきかず全額自費１万円くらいかかる」とのこと。んーネットの情報と違うけどそういうもんなのか。まあ手軽に検査できるなら１万円くらい仕方ないと思って承諾したんですが、再び１時間ちょい待合室で待ってようやく診療室に入ると、今度は「検査結果を郵送は出来ない。結果は再びウチの病院来ないとダメ。マトモな病院ならどこもそうなるはずなので道外の家の近くで頑張って検査できるとこ探してね」みたいなことを医者に言われました。なにそれ無理ゲー。というわけで１時間半以上待った挙句結局検査はナシ、ついでに医者と話をしたので診療行為をしたことになって初診料と合わせて2000円成。あーウンコウンコ。
まあ函館中央病院がアレだったのかネットの情報がアレだったのか分かりませんが、いずれにせよ「道外で結果を受け取れるか」という問いに総合案内のおばちゃんも内科受付のねーちゃんも「たぶんＯＫ」と答えてしまう程度にはエキノコックスって道内でも案外検査の需要は少ないみたいですね。確かに認知度でいったら道外より圧倒的に高いんですが、地元の人達と話をしても「あー肝臓ヤバイんだよね」みたいなことはみんな知ってるけど検査したって人は思いの外少ない。あーウンコウンコ。
*1:厳密には検査を検査機関に委託してくれる
