- 簡単な朝飯食って早速観光に出発。今回のテーマは「とにかく歩く!」ということ。とりあえず地下鉄に沿った道路を歩いてコロッセオ方面へ向かう。
- テルミニ駅を離れるに従ってなんとなく小汚い感じが薄れてきて爽やかな雰囲気になってくる。そしてコロッセオ人多い!まだ9時前だというのにかなりの行列が出来てる。まあ予定通りコロッセオはスルー。
- しかし今日は快晴でとにかく暑い!こりゃたまらんと昨日スーパーで買ったペットボトルを開封してみたら、なんと炭酸入り。うーむnaturaleって書いてあるのを買ったのに。まあ間違えたもんは仕方ないのでシャカシャカと振りまくってガス抜き。
- んでペットボトルをシェイクしてたら観光客のオバサンに「アーユーガイ?」とか訊かれる。guy?あるいはgayとか?とか思って聞き直したら guide だった。どこをどう見たらガイドに見えるのか。
- んでコロッセオから少しだけ歩いたところにあるパラティーノの丘に入場。こっちはほぼ並ばずにチケットが買えて12ユーロ也。9ユーロ+なんかのオプションが3ユーロだったハズなので「9ユーロのはないのか?」とかイタリア語で訊いてみたけど12ユーロ取られた。
- このパラティーノの丘が本当に素晴らしい場所だった。ここは古代ローマの遺跡群みたいなところ。小高い丘にある静かな遺跡、そして地面は草が生い茂ってる様子が正に「猛き者もついには滅びぬ」*1を体現していて素晴らしい雰囲気。リアルラピュタみたいな。
- しっかし「せっかく旅行に来ても有名な観光地だけ見てあとはスルー」とは日本人旅行者の悪癖かと思ってたけど、日本人だけじゃなくてどこの国の人間もコロッセオとかメジャーどころに凄く並んでた割にこっちはガラガラだった。まあそのおかげで静かな雰囲気を思いっきり堪能できたわけだけど。しかし lost baggage のせいでカメラがないのがホントに痛いな。
- パラティーノの丘を出て次に向かうのはチルコ・マッシモ。古代の円形競技場だったらしいけど、今となっては長方形型の空き地にしか見えない。が、チルコ・マッシモを挟んで見るパラティーノの丘はメチャメチャ雰囲気が出てた。ガンスリにも出てたし。
- さて「観光地」はこれで終わりにして、今度はテスタッチョを目指してまたひたすら歩く。テスタッチョは地元民向けの市場で、肉野菜その他が格安で売ってるところ。
ここもかなり雰囲気が良く、明らかに地元民向けの商売をしてるのに、こうウロウロしてる日本人に客引きというより「何探してるの」みたいな感じで声をかけてくれる。「この果物2個欲しいんだけどバラ売りはしてくれるの?*2いくら?」とか訊いたり「この場で食べたいんだけど大丈夫?」と訊いてナイフを貸してもらったり「コレ(食べカス)どこに捨てればいい?」と訊いたりと死ぬ程カタコトながら自分のイタリア語で一応コミュニケーションがとれたのが凄く嬉しかった。
そして買った果物(プラムを一回り大きくしたようなやつ)は1個20セント!安い!お土産にしたいのが沢山あったけど検疫(+バッグの容量)のこともあり泣く泣くパスタソース1瓶のみお持ち帰り。 - テスタッチョを出たらあとは帰るのみ。駅としてはオリエンテ駅のほうが近いけど、テーヴェレ川を歩いて渡ってみたかったので少々余分に歩いてトラステーヴェレ駅へ。川はなかなか雰囲気出てて良かった。汚いけど。
- 予定よりだいぶ早く駅に着いたので、駅の近くのスーパーDESPARでパスタソースとかの買い物。このDESPARって日本のホットスパーと全くデザインが一緒なんだけど関連性は不明。こっちはコンビニみたいなのじゃなくてちゃんとしたスーパーだった。そして安い。CONADもそうだったけど、こっちのスーパーはプライベートブランドがかなり多いっぽい。
- 買い物を済ませて駅でフィウミチーノ空港行きの電車を待つもなかなか来ない。そして空港行きの電車の電光掲示板だけ壊れてるんだか表示がなくいつ来るかわからない。暑い。
- 電車を待ってる間のこと。とってもふくよかなオバサンが薄着してるもんで、体のラインがくっきり出ていてデベソがバッチリ見えた。これは間違いなく日本だったら「お前のかーちゃんでーべーそ*3」とからかわれる。
- 出国の山場はチェックインで荷物を預けるところ。なにしろリュックサック1個しか持っていないので、とりあえずPCその他を取り出して手荷物用にとビニール袋に入れ、それ以外のものを預ける方針で。で「中に瓶詰めのパスタソースとか入ってるから梱包材か何かくれない?」と言ったら「いやそんな薄いリュックに『確実に割れる』と分かっているものが入ってると言われたらそもそも預かれない」とか返される。で「いやここにリュックしかないのはそもそもお前らの手違いだから」と押し通し、保護材にと貰った箱と特大ビニール袋に詰めてリュックに突っ込んで預けた。あー良かった日本人の係員がいて。さすがにこういうイレギュラーな交渉は英語だったらキツかった。成田行きバンザイ。
- けっこう歩いて疲れてただけあって、行きに比べれば機内はそれなりに眠れた。起きてる間は円環少女を読んだり妖々夢Luna魔理沙Aを練習したりして潰した。キーボード勢はこういうとき気軽に遊べるのがいいね。