ブレスオブファイア3

終わりました。んーまあそこそこの面白さといったところでしょうか。音楽はサウンドトラックで聴きたいと思うような曲は特にありませんでしたがゲーム中に聞くBGMとしてはいい出来ではないでしょうか。あと効果音が格ゲーちっくなのが結構あってさすがカプコンと思いました。以下どうせ気にする人いないでしょうけどネタバレ。
戦闘システムに関しては幼年期は割とキツい時とかあって楽しめました。お姫様のMPが多くてザコ敵でもガンガン魔法使えるのであんまり単調にならずに済みました。ただ青年期以降はちょっと微妙。主人公が一気に強くなって一気に難易度が下がりました。あと主人公とお姫様は青年期以降ちょっとオーバーアクションなのが目に付きます。中盤以降使えるようになるヘイスト(時間が経っても効果が切れない)が強すぎて「そろそろボスは凍てつく波動標準装備になるんだろうなー」と思いながらやってたのに結局使ってきたのは中盤出てきた1体だけでした。ラスボスもクイック(ff5のやつ)で一瞬。でもまあボス敵以外は終盤もそれなりに楽しめました。ただ回復アイテムが異様に安いうえに最大HPのインフレが遅いので、常に薬草をストックしておけば最後まで回復魔法要らずで済みました。つまりザコ敵を手早く倒すメリットは戦闘時間の短縮そのものという。
あとほぼ全部のダンジョンにあるパズルゲームっぽいのは難問も結構あって楽しめました。大抵そこだけはエンカウントしなくなってるのでじっくり考えられますし。ただこれで嫌になる人もいるんじゃないかなあとは思いました。
ストーリーは最後に近付くにつれて期待が一気に膨らんでいったのになんか打ち切り漫画みたいな切ない終わり方をされました。伏線回収して下さい。なんか「女神と竜族には長い長い戦いの歴史がある」と言いつつ最初に歴史として語られるのは竜が惨殺されていった時代だけで結局最後まで「戦いの歴史」については語られず、いつどのような理由で戦ってたのか意味が分からない。女神は「竜族の力が大きすぎて危険だから」とか言ってたけど、実際どんなふうに危険だったのかの描写が全くない。そんなわけで最後のクライマックスでの二択「竜族の力を捨てるor女神と戦う」に全然思いを込められません。竜ならではの力なんて全然使ってないのでぶっちゃけ力なんて捨てちゃって元の世界に仲間と帰ればいいじゃんと思っちゃうんですがこっちを選ぶと何故か主人公だけ幽閉されてBAD ENDなんですね。力捨てるだけじゃないんかい!と。
あと女神様は実は世界が平穏になるようにコントロールしてましたって話で、それに対して仲間が「それでは『生きている』とは言えない」とか文句言うけど実際世界の人々は大体が頑張って生きてて幸せっぽいように描かれてるので全然説得力ない。
あと細かいとこだとお姫様が高いところから落ちてしまった時に何故かふんわり浮いて着地したエピソードがあって以降いつ空飛ぶ力を開花させるんだろうと思ってたんですが、結局最後まで「わたしはリュウを信じてるから」みたいなことしか言わず結局物語に絡んでくることはありませんでしたとさ。