サード

あまりに書くことが多すぎて何から書けばいいか分からないので普通に時系列に。
パンフを見ると一回戦はパイロリーのほうのアメリカチーム、そして一方二回戦は渋スポチームというのはガセネタだったようでMOVチームでした。
まず一回戦。正直受験以上に緊張してヤバめだったんですが同じ台の控えにあの沖縄チームがいて久々のお話をして少しほぐれました。
試合のほうですが、後決め権ゲットしたので「先鋒パイロならてっぺー、それ以外ならソクラテス」ということで先鋒フランキーだったので出撃。
…これが闘劇ですか…緊張&僕の苦手なレバーだったということで技が出ねー。でも何故か割と落ち着いて「ああ今日は技は出ないな」と考えることができ、以降やっぱり迅雷が出ないことはあってもそれで混乱することはありませんでした(こないだのビジョンランバトはヒヨッて謎中足迅雷ぶっぱなした)。
さすがにリュウケン戦は得意なので試合運びのほうは手堅くいけ、フランキー電迅も一回くらうもピヨることはなくいつものリュウケン戦のパターンどおりフランキーもリッキーも起き攻め殺すことができました。
相手大将はパイロリーのユン。かなり鉄板ぽく勝ったんですが謎だったのが相手の幻影中の絶唱をブロったとき。僕はいつもこの後の反撃は中大波動迅雷なんですが、直前にムック見て「いちおう大パン中昇竜迅雷が入るみたいだけど試したことないし本番では絶対中大にしとこう」と決心したばかり。で、反撃は大パン中昇竜迅雷。もうわけわかりません。でもまあ何はともあれ無事ヒットしてチームエロ外人に3タテ。その後の外人チームインタビューで、コメントが「ソクラテスが調子良かった」と訳されてましたが実は"Keeper played very well"みたいなこと行ってて「強かった」みたいなニュアンスだった…らしいです。シノザキさん曰く。英語わかんねー何言ってるか全然分かりませんよ。沖縄チームのほうもジャスティンチームを白黒さんが3タテしたようで無事勝ち上がり。
さて二回戦。まず沖縄チームはマッチさんのとこ。先鋒はやはりマッチさん。うーんまずい。僕がかなりひいき目に見てることを差し引いても沖縄チームは強いと思うんですが(実際西スポ5onでも大活躍しましたし)、いかんせんゴウキ使いがいません。初見でマッチさんは相当辛いかなーと思って見ていたらやはり沈没してしまいました。お疲れ様でした。そうそうゴウキといえばジローさんがチュンリー戦で滅殺豪昇龍使ってましたね。以前マッチさんもあまりのチュンリー辛さに大P弱竜巻→大P滅殺豪昇龍の悶絶ダメージに賭けてSA変更してたんですがジローさんも同じ道を通ることになるとは。
さてこっちの二回戦はMOVチーム。後決めを取られたので作戦会議。てっぺーはケンチュンリーが辛い一方並のユンは結構食えるということで「てっぺーはユンに当てる」というのを闘劇では基本に考えてたんですが、こないだのビジョランでにっとさんはエレナ戦で全く甘えがなかったのでどのみち無理だろうということで、おそらく先鋒で出る調整不足のスペJさんを刈ってもらうべく先鋒で出てもらいました。
で、てっぺーがスペJさんに蹴られて負けたのでまた作戦会議。僕はMOVは絶対無理でにっとさんには二割くらい望みがある、一方ときどは超絶同キャラ戦強いけどにっとさんに一割という状況。しかしときどがスペJさんに万が一負けるのは避けたいというのと、やっぱり「大将はときど」でしょうということでソクラテスが出ました。
さすがに同キャラ戦負けないでしょと思ってたら相当ヤバかったんですがまあなんとか勝利。中足ブロられ昇竜が出てませんでした。ソクラテスのトレードマークが・・・
そしてやはり出てきたMOV。まあ普通にやっても確実に勝てないので「起き上がりは全部ピクピクブロッキングか暴れ」「攻めのターンはダッシュ昇龍しか狙わない」と決めて挑戦。まあ前者は弱キャラの当然のモラルであり最近はいつもやってることですが。
そして試合。
……MOVが屈小Pガン連打しすぎでダッシュが一度も通りませんでした。いつもはこういうのって一度負けるまで対応できないんですが今回はなんとか2ラウンド目で対応できて1ラウンドとれました。結局最後はゲージないのに気付かずノーマルで出してしまった波動に反撃されて死亡。でもまああれだけ起き上がりブロと暴れが的中してこの結果ですし出来過ぎというものでしょう。
さて出てきたときど春麗。ときどは死ぬほど同キャラ戦うまくてMOVにもいい感じに攻めて勝利!一度MOVをピヨらせた後PAやって回復されて反撃されてましたがあれがミスなのかわざとなのかはよく分かりません。でもそれでちゃんと勝ってるからさすがときど。
そして出た大将にっとユン。完全に徹底してるにっとさんに幻影陣で殺されて終了。まあ予想通りの結果であり「負けるべきでない相手に負けた」というわけじゃないので僕らも満足でした。闘劇でMOVと試合することになるというのは本当に感慨深いものでした。
ここで僕の試合は終了したので観客席に移動。プイさんとシノザキさんと一緒に座ってMOVの応援に移行しました。
さてMOVはベスト4に無事残って休憩になったわけですがこの間何人かの外人さんに話しかけられたりしました。・・・そして英語力のなさを改めて改めて改めて痛感しました。とりあえずときどさんによると「EVOに来ないか」みたいなことをジャスティンに聞かれたそうです。アメリカですかー自分には関係ない世界だと思ってましたがとっても面白いらしいですね。どうしましょー。でもEVOは家庭用なんですよね。僕は家庭用のスティックがクソ下手なのでパッドで出るまでありますね。スライドの精度がちょっと悪い以外パッドの方が得意だったり。あとビジョンで対戦したまことの人に「あなたは私のダッシュを全部投げで止めましたね!100%!すごい!」みたいなこと言われたので「あれはジャンプを諦めてダッシュしか見てなかったからです」と言おうと思って思考。思考。「あいむ・・・あー・・・おんりーえいみんぐあっと・・・あー・・・ダッシュ。どんとるっくじゃんぷ!」うああああああああああああ恥ずかしい。所詮ソクラテスなんてこんなもんです。うーん「うぉっち」とか言えば良かったのかなー。ていうか全部現在形で言ってるし。まー通じていたからいいんです。いいんですが問題はその次の質問。「あなたはとっても強いのに大会に成績を残していませんね。何故でしょう?」みたいなこと聞かれて、言ってしまえば「私はそこまで強くありませんよ」というのが正直なところですが、「謙遜は美徳じゃないよ、キートン君」という台詞(マスターキートン)が思い出されたのと僕が外人チーム3タテしといてそう言うのは失礼かとも思い「自分が強くなったのは最近だからです」と言おうと思ったんですね。で、さっぱり英語が出てきません。そしてシノザキさんに助けてもらいました。"He became good player...recently."あーなるほどrecentlyがなかなか出てこなかったみたいですが僕はそれ以前の問題でした。うー恥ずかしい駄目ですね僕は。
さてMOVチームの準決勝開始。一緒にいたプイさんが率先して大声で叫んでくれたおかげで僕も心置きなく叫べました。ビジョンチームの先鋒KOユンにスペJさんとにっとさんが立て続けに敗れて後がないMOV。後の2人はまだしもKOユンはかなり辛いところかと思っていながら見てたらMOVが攻めでSGGK*1を超連発!SGGK投げだけじゃなくてブロッキングも2回発動して大K→鳳翼で大ダメージ!松田さんが「読み勝ったぁぁああ!!!」と言いギャラリーが超沸いていましたが実はこれがタダの読み合い放棄というのだから本当に笑うしかありません。あ、もちろん叫びまくりましたが。ちなみに後で紅春さんや山崎さんなどSGGKを知ってる人達に聞いてみたらやっぱりそうと分かったようで「読み勝ったー!」とギャグで連呼しまくりましたとさ。自分の発明技をあまりに連発してくれるもんだから本当にいい気分で観戦できました。SGGKは去年の闘劇1ヶ月前に思いついてMOVに伝え、それだけでウメを葬るもそのままヌキチュンリーに敗れ日の目は見なかったわけですが1年越しでやってくれましたMOV。
ビジョンチーム中堅はヌキチュンリー。さてここ数ヶ月は大幅に勝ち越しているMOVですが、それでも技を当ててのゲージ溜め能力はヌキさんのほうが上手いっぽくて大抵先に一本ゲージを溜めるのはヌキチュンリーなんですね。でも今回はそこでもMOVは劣らずに互角でゲージを溜めます。そしてヌキチュンリーのピクピク鳳翼(技スカりに生鳳翼)が失敗してMOVがガード!うわーきたよ1セット目ガードした時点で天に祈りました。「2セット目をガードしてくれなんて贅沢言わないからどうか赤ブロ失敗しないでください」と。そして果たして成功する赤ブロ。万が一の失敗はありませんでしたさすがMOV。キッチリ反撃決めました。その後もMOVの必殺技遠中Kスライド百烈(2人で家庭用で出す方法を研究。セットプレイ以外で出すのは超絶難しい)やSGGKで攻め立ててMOV勝利!後でMOVに「やっぱりガードしちゃうと反撃方法分からないからブロったの?」と聞いたら「ヌキを辱めるためにやるしかなかった」との返答でした。
さてビジョンチームの大将はこくじんダッドリー。マジ美しかったです。MOVが完全に一切のリスクを放棄。起き攻めは一切せず飛び込まれても全てバックジャンプダッシュでくぐるとか潜るとかスピバとかそんなハイリスクな行動は一切とりません。中足をブロッキングされてもブロられ確認覇山蹴でダッドリーの屈中Pは空中ヒット。こくじんさんのお願い屈大Kには屈小P鳳翼で反撃。最高です。ちなみに屈大Kに小パン鳳翼に関しては「別に生鳳翼で反撃すればよかったじゃん」と聞いたら「バカあの小パンがこくじんの心に効くんだよ」との返答。かくしてMOVチーム決勝進出。
決勝はおちび・マッチさん・ボスさん(まこと)のチーム。にっとさんがモラルの高さを見せつけて見事3タテしてくれました。まことの小足をガードした後は必ず立ちガードに切り替えるあたり全く甘えがない。さすがでした。
表彰式後会場の外でMOVとラオウ軍の人達としばらくお話。みんなでMOVを褒め称えました。本当に最高に楽しい大会でした。開催に奔走してくれた松田さんに本当に大感謝です。

*1:今回ラオウさんが闘劇パンフの用語集に載せてくれて初めて活字になりました。以下過去の僕の日記の抜粋。
 SGGKとは「スライドグラップ逆二択キック」の略(当然超こじつけ。MOV命名)で、ヌキ氏はバーチャの逆二択回避法にちなんでオーヤンと呼んだりしてるようです。
 実際のやり方はいたって簡単。前ブロ→投げとやる場面で投げをキャンセルできて出の早い通常技(移動する必要はない)のスライドで出すだけ(別に下ブロでもいいけど前のほうが暴れ技としての価値が高い)。原理はめんどいので略しますがこうすると運良くブロった時に投げじゃなくてスライドに使った技が出ます。まあリュウ豪鬼がスライド投げするつもりが前ブロになってて鎖骨が出るアレを思い浮かべてくれればいいでしょう。
 ただの前ブロ投げとの決定的違いはブロ時のダメージ(例えばケンなら中PTCからのコンボ)。俄然投げ暴れのモチベが上がります。スライドに使う技が移動するのであれば「暴れ技」としての価値は高まりますが、一方「出が早くてキャンセルできてしかもスライドできる技」というのは意外にもほとんどなく(春麗の近大K他ほんの少し)、このゲーム良く出来てるなあと思うわけです。
 使いどころとしては主に3つあります。1番シンプルなのが「転ばされた時に使う」というもの。投げと様子見と上段に対応しつつ大きいリターンを期待できます。これはどのキャラでも使えますがユン(当然弱Pでスライド)なんかはブロ時のリターンがとんでもなく大きいのでかなり有効です。
 2つめが対空。相手の飛びにブロを仕込みつつ投げをやるとブロった時に投げが最速で出てスカって痛い目にあう場合がありますが、これを使えばブロ時はしっかり通常技で落としてくれるので安心です。特に雷撃蹴に関してはこのパターンがかなり多いのでかなり使えます。
 3つめが起き攻め。こちらは基本的に下段で。これは基本的に起き攻め時に密着しているのが条件であり、そういう場合に相手が小技で暴れてくる状況はあまりないのでそれ程使えませんが、対ユン戦なんかはそれでも暴れてくる場合が結構多いので狙って損はありません。またもう一つの例外がチュンリーであり、こちらは近大Kが結構移動するという汚い性能なので投げ間合い外から仕掛けることができかなり強力な攻めの手段となります。