東風荘超ランについて

東風荘の超ランは年々平均Rが上昇しています。これは別に「超ランプレイヤーの平均レベルが上がった」ということではなく(まあ科学する麻雀で確実に平均レベルも上がったとは思いますが全体の平均レベルが上がっても平均Rは上がりません)、東風荘のRシステムの構造上の問題なのです。
400試合数以上こなしたプレイヤーのR変動は「順位点(1位+6、2位+2、34位はその逆)+(自分のR−他家平均R)/300」で与えられ、ここから計算すると「試合後と試合前でプレイヤーのRの総和は変わらない」というR保存則とでもいうべきものが成立します。
さらに超ランでは一定以下のRの人はプレイできないというルール上「超落ち」という現象が存在し、要はRが1851.6以下の時に3位以下をとったり1855.6以下の時に4位をとると超ランから転落するわけです(他家平均Rが1970の場合)。これをR保存則の視点から見てみると「超落ちが発生した瞬間超ラン全体での平均Rが(「超落ちしたプレイヤーが吐き出したR/超ランの人数」ぶんだけ)わずかに上昇する」という事が分かります。一方で超落ちしたプレイヤーはというと普通のラン卓という超ランとは隔離された空間でRを補給して超ランに戻ってくるので超ランでのR総和は上がる一方というわけです。厳密には「途中抜け」という行為によりRの総和を減少させる(-30または-13)事は可能ですが、Rが大事な超ランプレイヤーは滅多に途中抜けしません(というか見た事ありません。絶望的な状況での回線切断は時々見ますが)。
さて問題はここから。年平均超ラン平均Rの上昇値を定量的に(オーダーだけ)計算しようと思います。
まずある瞬間に超ランでプレイしている人数の平均をTとし、そのうちRが1851.6以下の人数をa、1855.6以下に人数をbとします。
まずaの人が3位を取ったことによるR平均値の上昇は(他家平均Rを1970として)1.6/Tで与えられ、同様にbの人が4位で超落ちした時は5.6/Tとなります。
次にこのような試合が発生する確率ですが、a,b<<Tより一卓に超落ち寸前の人が複数存在する可能性を無視すれば、3位落ちでは4*(a/T)、4位落ちでは4*(b/t)となります。
従って1試合あたりの平均R上昇値の期待値は(超落ち寸前の人がそれぞれ25%で3位4位を取ると仮定して)、E(試合)=(1.6/T)*(4a/T)/4+(5.6/T)*(4b/T)/4=(1.6a+5.6b)/T^2となります。
次にa/Tとb/Tを計算します。これは私の牌譜の実測値からも他家平均R1970・標準偏差62.4(凸本より)による正規近似からもa/T=0.19%、b/T=0.75%と計算され、少なくともオーダーは正しいので間違いないです。
さらにTを計算します。これは超ランに立っている平均卓数を8(私の感覚)とすれば8*4=32ですね。
最後に1年あたりの平均R上昇期待値E(年)を計算します。平均試合時間を20分として
E(年)=365日*24時間/20分*8卓*E(試合)=210000*E(試合)
E(試合)=(1.6*0.19%+5.6*0.75%)/32=0.0014
・・・あれ?E(年)=300になってもーた。ちなみに実測値は1年あたり5程度であり2桁も違う・・・誰か間違い指摘してくださいぷりーず。「ある瞬間に超ランでプレイしている人数の平均をTとし」みたいな設定がおかしいんですかね。でも重要なのはプレイヤー数ではなくて述べプレイ数だしよくわからん。