起床は4時(もちろん午前)。体調はそれほど回復してなかったけど頑張って起きて飯のラーメンを作って食ってると他の人たちも起床。今日の予定はとりあえず荷物を置いたままで山頂(キャンプ地から30分くらい)まで登りつつそのもう少し奥に下ってキタダケソウを拝み、あとはキャンプ場戻って下山するというもの。・・・が、S原「原痛い」、I崎「腰痛い」ということで停滞を宣言。結局bobと2人だけで向かうことになりました。頭痛に悩まされつつも地道に山頂まで登ってあとはキタダケソウを求めて反対側へ下っていきます。とりあえずは尾根の西側斜面を下っていきますが全然見つからず。あるのはハクサンイチゲばっかり(キタダケソウにちょっと似てるけどただの雑魚)。萎え気味で折り返し地点で休んでると尾根の東側からツアーの集団がやってきました。ガイドさんに聞いてみるとそっちのコースにはまだキタダケソウが咲いてたそうで(この時期の北岳登山客はほぼ10割キタダケソウ目当て)。嬉々として出発、程なくキタダケソウの可憐な白い花が見つかりました(写真)。よく見るとこのあたりはキタダケソウの葉がいっぱい!もうちょっと早く来てたら辺り一面咲きまくってたんだろうなー。でも見られただけ十分満足。この辺りはまさに「空中庭園」とでも言うべき素晴らしい場所で、まだ時期が早いだけに以前行った時ほどの迫力はないにしろ、キタダケソウ以外にもシコタンソウミネウスユキソウといった素敵な花々にも出会えました。
これで目的は果たしあとは帰るだけ。肩の小屋まで戻って停滞組と合流してテントをたたみ下山。ていうか下山がツライ。足が痛い。みんな早すぎです。まあ去年と違って走る必要はなかっただけマシですが。bobとI崎がネトゲ(RO?)とかの話をしながら軽やかに下っていくなか足が痛い僕と腹が痛いS原は黙々と進むのでした。
こうして白根御池小屋以降のクソ道をなんとか下りきりやっと広河原到着。まだ時間があるので僕以外の3人は3分300円のシャワーで都会人に復帰するようです。僕はシャワーなんぞ高くてサギだと思うので3年ぶりにここ広河原で水浴びすることにしました。3年前のように水着(長袖長ズボン)を着れば割と暖かくて快適なのですが、もうすぐバスに乗る今回は水分で荷物が重くなるのが嫌なのでパンツ一丁&靴下(はだしだと川原は痛い)で水浴び。川岸で談笑してる登山客が見えた気がしますが気にしません。ちなみに推定水温15℃未満。普通の人が足を入れてみたなら「冷たい」というより「痛い」という感じです。まあ僕は低温は大得意なのでなんとか寒さに耐えて体をごしごし手で洗いました。
バス停にちょうど着いたあたりで雨が降りだしてきました。昨日今日と天気予報はかなり悪めだったのになんたる幸運!ホントは濡れながら登山する覚悟だったんですが正直もし降ってたら初日の時点で萎え萎えだったっぽいです。ありがたや。