チャリサーのTに付き合ってもらって自転車の総合展示会のサイクルモードへ。チャリサー入って10年目での初参戦。ロードの乗り方講座や弱虫ペダル作者のトークショーなんかもあり割と間口の広いイベントで家族連れも多い。大混雑を覚悟してたけど実際は丁度いい人の入り具合で、賑やかさを堪能しつつ行列待ちのようなことはほとんどなく大変快適に回れました。
 さて今回の目的はなんといってもパワーメーター付きのローラー台に乗ること。まずはミノウラのブースでパワーも計れるローラーに試乗。こちらは速度/仕事率比を事前に計測しておくことで単純に速度を仕事率に変換しているだけだけど、ブースのにーちゃん及びやり込み勢のTの試乗の結果によると、最近のやつは実際の仕事率との誤差はかなり小さいみたい。
 嬉しい誤算は200W3分が特に苦労なく乗れたことで、どうも家で乗ってたローラー台の大雑把な速度/パワー換算はかなり実際のパワーを過小評価してた模様。今までの換算ベースだと200W5分でかなり死にそうになってたので、たぶん15〜20W程度は過小評価してた。確かに数々の状況証拠によるとスバルは135分で平均180W程度は出ていたはずなので200W15分くらいは問題なく出るはず。
 で、その後Pioneerのブースで実際のパワーメーター*1を試しましたが、やはりヘロヘロになりながらも230W3分を維持。230Wは2分が限界ラインだと思っていたのでちょっと自信アップ。で、最近のメーターは負荷の方向なんかも計測できて、どうも自分のペダリングは回転効率*2が45%と大変効率が悪い模様。まあSPD初めてだったから仕方ない。実は昨日SPD-SLペダルは買ってきたところのなので、ペダリングを強化したらどの程度出力が上がるか楽しみ。
 その後は適当にブースを眺めてブラブラと。ロードバイクの試乗は華麗にスルーして電動アシスト自転車に初めて乗ったり。確かにこれおもちゃとしてはかなり面白いな。今年はリカンベント*3の試乗がなかったっぽいのが残念。あと、空気の代わりに樹脂を注入するノーパンクタイヤを扱うブースも結構ありましたが、こういうのってちゃんとした自転車乗りには縁が無い代物かと思いきや、T曰く上位層ではトレーニングに使う人もいるとか。というのも、タイヤの外周が重くなると慣性能率がものすごく悪化するため、スピードを出すのにかなりの負荷が必要になって高強度の練習に最適だとか。ノーパンクという本来の機能は完全に眼中になくて笑える。
 で最後にTが自転車トレーニングの第一人者の柿木先生に挨拶するのに金魚のフンのごとくくっついてお話を聞いて締め。パワーメーターを使ったトレーニングってトップ層でもここ10年とかそんな最近のものだったんですねえ。500W3分とかいろいろ異次元の数字が出てきて凄い世界だ。

*1:クランクにひずみゲージが付いていて回転の負荷および仕事が実測できる

*2:後で聞いたところによると負荷方向と実際の回転方向のcosっぽい

*3:仰向けになって乗る変態っぽいチャリ。腰に大変優しい。あとすごく高い。