カイジ沼考察

 というわけで書く事がない日はストックしてたネタを放出。DVDレコーダー様様でカイジのアニメ見てるわけですが、改めて見てみると坂崎のおっちゃんの磁石戦略って「実はパチンコ玉が磁性体じゃなくて真鍮でした」って場合でも有効ですね。まあ検索かけたら気付いてる人もポツポツいるみたいだけど。以前紹介したアルミゴミ分別と全く同じ話。今回も同じ説明をすると、確かに磁石と真鍮球をゆっくり近づけても真鍮球はくっついたりしませんが、

  1. 磁石と真鍮球の距離が一気に変化すると真鍮球を貫く磁束密度が変化
  2. ファラデーの電磁誘導により渦電流が発生
  3. 渦電流と磁石によるローレンツ力によって真鍮球の軌道が変化

ということでハッピーエンドに。カイジ出番なし!沼編完!というわけで店側が磁石戦略を防ぐためには樹脂とか絶縁体使う必要がありますね。
 ただし、この原理での力は粘性抵抗に対応するので、磁石があると弾は減速方向の力を受けることになります。一方、沼のクルーン3段目の仕様は「当たりに到達する直前で失速する」ということなので磁石があった場合さらに手前で失速することになります。というわけで、磁石戦法を使うにはほぼ一周分スピードを殺す必要があります。まあ定量的に計算したらどんくらいの磁力が必要になるのか興味はありますね。