左手はそえるだけ

駒場行ってチャリの整備しようと思ってたら実はなるしま(自転車屋)が今日から夏休みであることが発覚。急に暇になって何しようか考えてたら思いつきました。よし潮干狩り行こう。ちなみに本日は小潮。一日の潮の干満の差が最も小さい日であり、当然干潮でもあんまし潮が引きません。干潮3時半でそんときの潮位が58cm。ちなみに大潮の時は0cmくらいにはなります。
これを思いついたのが1時半でそこから速攻で飯食って家で水着に着替え。お決まりの長袖長ズボンです(もちろんノーパン)。野島公園に着いたのが3時頃。海を見てみると


潮位たけえ&水汚え・・・


潮位60つうとヒザ上あたりかなあと思ってたら普通に腰くらいまではありそう。そして濁りすぎ。しかも意外に波もある。ここ何日かちょっと雨降ることはあっても長続きするいことはなかったので結構澄んでるかなあと思ってたら大間違いでした。でもまあこんなことでは諦めません。日焼け止め塗って水中マスクして出陣。で、


やっぱ汚え・・・


腰くらいの水深だというのに底がさっぱり見えん。見えるはミズクラゲばかりなり。深いとこ行っても同じっぽかったのでおとなしく「アサリ獲り」することにしました。さてさてアサリを獲るといっても普通に腰をかがめてしまっては体が浮き上がってしまいギリギリ水底をさらえません。解決策として?重りを使って体を沈める?泳ぎながら底をさらう、の2つがあります。が、?は重しなんて持ったら腰痛持ちの僕はたちまちダウンしてしまうし?ではなかなか体が安定しないので一箇所を一定時間に渡って掻き続けることができません。そこで考えたのが?で自分の体を重しに使うこと。要は逆立ちしてシンクロナイズのように足を水上に出すことで体全体を沈めるということです。左手を地面に添えてバランスをとりつつ右手で砂底を掻き掻き。もちろん普通に潮干狩りするのに大しては比べるべくもないスピードですが、それでもこの時期にしては悪くない量のアサリが獲れます。全く潮干狩りするような日ではないため浅い所にも結構アサリが残ってますし。
それとこの獲り方で面白いのは「見獲り」ができること。水底あたりで泳いでいて小さな穴を見つけたらそこを掘るとそこそこの確率であさりちゃんがいます。
ただあんまし長くは続けられない獲り方ではありました。水が濁っていて視界が数十センチしかない中で水に揺られ、さらに逆立ちしてる最中に大きめの波が来ればひっくり返りもするので方向感覚がメチャクチャになって段々酔ってきます。漁船以外では酔わない僕ですがこれはキツい。1時間ちょいくらい泳いで撤退しました。
家に帰ってしばらく休憩した後台所を見て夕飯何を作るか考えます。冷蔵庫にあるのはニンジン、里芋、椎茸、サツマイモ、カボチャ、タマネギ、獅子唐、キュウリ、春菊等々。これをうまく使うならもう天ぷらしかないでしょう。エビだけ買ってきてエビと春菊と獅子唐と椎茸は天ぷらに、カボチャ、ニンジン、サツマイモは素揚げに。・・・って本当は海苔の天ぷらもやりたかったんですが家にありませんでした。
さてさて家で揚げ物、かなーりやり易かったです。なんせ揚げ物用っぽい深めの鍋があるので「衣を落としてみてその沈み具合で温度を見る」ってのが出来るんですよ。一人暮らしの時はフライパンでやってたのでここらへんは完全に勘だったのに。おかげですごくカラッと仕上がりました。
獲ってきたアサリは酒蒸しに・・・って鷹の爪もこの家ないじゃん!しゃーないので酒とバターだけで蒸してネギ散らして一瞬で出来上がり。アサリの濃厚な汁でもう昇天しそうです。
そんなで本日の夕飯は天ぷら盛り合わせとアサリの酒蒸しとカボチャの煮物(また作った)。春菊天うめえ。今まで揚げ物はカラッと揚がらずに油っこくなってしまい途中でお腹一杯になることが時々ありましたが今回は全くそういうことになりませんでした。ご飯が鬼のように進んで2合強完食。というか明日の朝用のぶんまで食ってしもうた。