某所にて

街灯すらない真っ暗な道路。そして車は爆走しまくりで恐ろしいので歩道を走ったんですが歩道もまた怖いんです。明かりが全然ないので。僕のフロントライトは「相手に自分の存在を知らせる」という用途には使えますが暗闇を照らすほどの明るさはありません。そこで頼りは車のライトになるんですがそれでちょっと面白いことが起きました。僕は左側の歩道を走っていたので歩道を照らすライトは大体同じ方向に進む車のものなんですね。そして歩道と車道の間にはガードレールや柵があり、その影が地面や堤防の壁に映ります。光源は後ろから前に走っているので影は当然前から後ろへと走っていきます。明かりはその光しかないので、周りがものすごいスピードで後ろに流れていくものと錯覚するんです。実際のスピードは16キロでも体感速度は時速70キロ。なんかゲーム感覚ですごい楽しめました。でもずいぶん走ったように感じても実は全然進んでないという罠も。