尾瀬旅行2日目

 至仏山へ。宿の朝食は6時開始とこれまた山小屋っぽくない。サークルのTの膝に不安があるので行動に必要のない荷物は山小屋に置いて出発。10年前はかなり人が少なかったけどお盆の時期なのと単純に登山ブームというのも(たぶん)あって人がたくさん。というわけでオコジョには遭遇できず。Tの残りHPが少なくなったところで荷物を奪い取り、結局昨日と同じくらいの総重量に。
 至仏山といえば蛇紋岩地で固有種が多くあるのが有名なわけですが、この蛇紋岩が妙にツルツルしていてやたら歩き辛い。周囲を見てみるとツルツルになっているのは登山道上の岩だけで、つまりは登山靴に削られ続けた結果こういう形になった模様。他の山ではあんまりそういう場面はないので蛇紋岩が削れやすいということなんだろうか。
 頂上を制覇したらそのまま鳩待峠へ下山。自分の記憶では10年前は鳩待峠でなく笠ヶ岳から水上駅方面へ抜けていたはずだったけど、ニッキを見返してみたら10年前も普通に鳩待峠に下っただけだった!人の記憶のいかに曖昧なことか。しかし木道は最近5年以内に整備されたものが多くて歩きやすさは雲泥の差。

頂上より。

ホソバヒナウスユキソウ。蛇紋岩地に特産。
 というわけで鳩待峠まで下ったら、HP3くらいしか残ってないTを残してHと一緒に荷物を回収すべく尾瀬ロッジまでピストン。コースタイム往復140分のところをダッシュして50分で突破。最後の最後でメチャクチャしんどいトレーニングに。荷物があるとはいえH曰くこれでもトレイルランとしては遅過ぎるくらいのペースらしい。これにて全行程終了。1泊のみで一通り堪能できたので尾瀬はやっぱりお手軽度ナンバーワン。

尾瀬で見た高山植物(32種)

 例によって黄色い花系統やナズナ・セリあたりはほとんどスルー。ハクサンイチゲみたいに葉っぱしか見てないやつもカウントしてない。あとトリカブトも同定サボった。尾瀬は他の山の知識があんまり使えないうえに予習もしてない割にはそこそこ判別できた。

  1. ホソバヒナウスユキソウ
  2. ミネウスユキソウ
  3. ミヤマアキノキリンソウ
  4. タカネニガナ
  5. ミヤマシャジン
  6. ヒメシャジン 萼片が少し違うと思ったけどヒメは形態差が大きいらしい
  7. ハクサンシャジン
  8. ホソバコゴメグサ 確かに葉がコバノとは少し違う
  9. イブキジャコウソウ
  10. タテヤマリンドウ 小至仏山〜鳩待峠で。樹林帯でツルリンドウっぽい雰囲気のリンドウをいくつも見かけたけどこっちは謎
  11. オヤマリンドウ
  12. ミツガシワ
  13. イワナ
  14. ゴゼンタチバナ
  15. ハリブキ
  16. イワアカバナ? ちゃんと予習すべきだった
  17. イワオトギリ あんまり自信ない
  18. ハクサンフウロ
  19. チングルマ 綿毛。
  20. クロクモソウ
  21. ウメバチソウ
  22. モウセンゴケ
  23. ナガバノモウセンゴケ
  24. オゼコウホネ
  25. ヒツジグサ
  26. カトウハコベ
  27. タカネナデシコ
  28. キンコウカ オゼソウをちゃんと予習しとくべきだった
  29. イワショウブ
  30. オオバギボウシ 花期が終わったギボウシっぽいのを尾瀬ヶ原でたくさん見かけたけどこっちはコバという説。
  31. タケシマラン
  32. ネバリノギラン