ヒロセさんと山梨の茅ヶ岳に行ってました。21日に誘いがかかって25日に出発というこのスピード感。スーパーあずさ1号で甲府まで行ってそこからレンタカー。例によって運転は全てヒロセさん任せという寄生っぷり。といっても今回は往復30kmくらいの距離ですが。自分はともかく既婚&子持ちのヒロセさん大丈夫なのかと思ったら嫁子供は既に実家らしい。
 さてこの茅ヶ岳、難易度としてはかなり低めとのことで冬山登山入門としてはもってこい。というわけで初の冬山ということでアイゼンを持ったりとかなりビビってたわけですが、行ってみると難易度低め過ぎて一切雪がなく、霜柱が立ってたりする以外は普通の夏山とほとんど変わりなし。重ね着が暑いので結局最終的に長袖1枚に。地元の人に親しまれている山のようで登山口には地元ナンバーがいっぱい。途中遭遇した人で「今日で登頂二百回目」というおじさんがいて、もしこの山が「小さな旅」に出たら絶対この人出るなと思ったり。全体に歩きやすいうえに後半は森林限界越えてないのに眺め(&富士山)が綺麗でこのへんが愛される所以ですかね。というわけで登りも下りもサクサク歩いてコースタイム6時間を休憩含めその3/4くらいのタイムで踏破。相変わらずヒロセさんは下りが速くて死ぬかと思った。体重は自分より少し軽い程度なのになんでこんな速く下れるんだ……。
 茅ヶ岳は深田久弥が登頂中に病死した山ということで、浅学な僕はそれが誰なのかサッパリ知らずなんかちょっとした作家か何かかと思ってたんですが、ヒロセさんに訊くと作家は作家も「日本百名山」の著者ということでメッチャ知ってないとマズい人だった!まあ僕は百名山かどうかみたいなのはそんなに気にしない人間ですが、ちょっとだけ百名山が身近に感じられるように。
 帰りは湯村温泉郷で優雅にリフレッシュしてそのままTMR飲み会に合流。ガンガンパワード並のブ厚い雑誌が佐藤弓高編集長から出てたことを知ったので買わねば。

前半は岩の多い樹林帯。

後半はこんな感じで終始富士山がよく見える。

頂上から北岳

こちらはたぶん八ヶ岳

このへんの針葉樹は全部植林されたものっぽく、このあたりは防火帯らしい。落ち葉がいい感じに滑り止め&クッションになってかつてない歩き易さ。

深田久弥の記念碑。御影石で出来ていて覗き込むと茅ヶ岳が映り込むという粋な計らい。なんか変なオッサンも映ってますが。